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ロンドンの警報:惨禍
Apocalypse


イギリスの防空体制は第一次世界大戦を通して有効性が高められ、ドイツ軍航空隊にはそれに対抗することが求められた。中でも大きな対抗策の一つが、爆撃の夜間への移行で、イギリスの航空機と対空砲による防衛をかいくぐることがその主な目的であった。しかし、その結果は、割に合わない勝利と言うべきものであったかもしれない。一方では、夜間ドイツ機を狙う難しさから、無駄玉を撃ち続けたイギリス軍の対空砲で消耗と弾不足を引き起こし、ある夜襲では、1万4千発の弾が、一度もドイツ機を捕らえることなく無駄となった。その一方で、ドイツ軍パイロットにおいても、夜襲時のナビゲーションは極めて難しく、また、着陸時のリスクも高かった。夜襲の多くがコースを外れ、爆弾投下地点を誤り、爆撃に成功することは稀であった。そして、帰投時に墜落したり、着陸時に滑走路に突っ込む機体も決して少なくなかったのである。

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