Top > コーデックス > サン=カンタンの傷跡

image.jpg

1918年、ミヒャエル作戦

ロシアとの戦いが終結したことで、ドイツ軍は自由となった数十万人規模の歴戦の部隊を西部戦線に移動させます。同戦線の膠着を打破して決定的な勝利を得ることで、戦争を有利に終わらせようとしたのです。


アメリカ軍の大規模な部隊はいまだ到着しておらず、イギリスとフランスは1917年の戦いにより疲弊し尽くしていました。この新たな攻勢の緒戦となったのがミヒャエル作戦で、イギリス第5軍を突破し、すでに幾度とない激戦で荒野と化していたサン=カンタン近郊で第3軍の横腹を突き、最終的に連合国軍の要であったアミアンの鉄道拠点を落とす計画でした。


この作戦はこれまでのすべての戦いを上回る規模になるものとされ、イギリス軍に対して5時間で100万の砲撃を浴びせる攻撃で幕を開けました。この攻撃によりイギリス軍の司令部、通信網、砲撃陣地が破壊され、そのショックも冷めやらぬ間に追撃を開始したドイツ軍突撃歩兵隊が、イギリス軍の防衛線に穴をあけて60kmを超える進撃が成し遂げられます。そしてこれはカイザーシュラハトの名で呼ばれる大攻勢の始まりにすぎませんでした。

コメント Edit

コメントはありません。 Comments/コーデックス/サン=カンタンの傷跡? 

お名前:

  URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

ホーム リロード   新規 下位ページ作成 コピー 編集 添付 一覧 最終更新 差分 バックアップ 検索   凍結 名前変更     最終更新のRSS