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コーデックス/シャトー
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西部戦線のシャトー:本部邸宅あるいは激戦地

フランスの伝統的な貴族の館「シャトー」は、邸宅といった感じのものから、城というべきものまでさまざまです。多数の使用人や、料理人、庭師などが世話に雇われ、館の中には、舞踏会場や書庫、貴族用の礼拝堂などが一流の石工たちの手により造られていました。


戦時中、数多くのシャトーがドイツ軍の手に落ち、多くの場合、軍の将軍や高官らが居住して贅沢な暮らしを営んでいました。また、捕らわれた敵高官が、恵まれた待遇と専属の人員とともに留め置かれていることも珍しくありませんでした。エース・パイロットも特別待遇を受けることが多く、シャトーに滞在することもありました。


しかし戦線が動き、戦闘が激しさを増すと、それらのシャトーも壮絶な戦いの舞台となり、一般兵士たちが身を隠す場ともなったのです。そして貴族階級の衰退を象徴するかのように1918年までに多くが廃墟と化しました。

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