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プチーロフ・ガーフォード装甲トラック
In the Name of the Tsar


プチーロフ・アーマメント・ワークス社は1915年3月からこの装甲車の制作を開始し、ガーフォード・モーター・トラック・カンパニー社製のシャーシにフィットするよう設計した。武装はフロント部の76.2 mmの山の銃座1基と、両サイドの7.62Maxim機関銃。装甲は最大6.5 mmの厚さで、小銃攻撃に対しても良いカバーとなった。機動性も十分あり、移動可能な補助砲台として動くことができた。しかし4気筒30馬力のエンジンは力不足で、道路の状態が良い時でも10 mph(時速16 km)で走るのがやっとであった。加えて車はフロントが重く、8.5トンの自重を引きずって走るため、荒い地形での使用は制限された。それでもこの装甲車は、衝撃係数の良さと火力で非常に普及した。計48台が生産され、東部戦線でくまなく活躍したが、一部はドイツ、ポーランド、バルト海沿岸諸国に鹵獲され、戦後のゴタゴタに巻き込まれてゆくことになる。

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