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コーデックス/戦車の衝撃
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第一次世界大戦の戦車戦

戦車の開発はトップシークレットであった。構想の基本は、装甲車同様に銃弾や砲弾の破片から身を守りながら、脆弱な車輪ではなく、新しく開発された無限軌道によって中間地帯を走破する車両であった。無限軌道はより重い装甲を支えられるだけでなく、砲弾による穴や、地面の裂け目、泥地などにはまらずに走行することが可能であった。


地形の障害を乗り越えられる戦車は、敵の塹壕線まで一気に突き進み、後に続く歩兵部隊のために道を切り開くことが期待されていた。現実においては、最初の戦車は非常に壊れやすい機械で、戦闘に達する以前に、技術的な問題により停止してしまうのがほとんどであった。歩く程度の速度しか出せず、操縦も恐ろしく困難な、鈍重で気難しい兵器であったのだ。車内では気化したガソリンに一酸化炭素、耐えがたい高熱に騒音が襲い、多くの乗員は数時間を越えて操車にあたることができなかった。しかし、戦車は時と共に進化を遂げていった。


有名なイギリスのMark IVやフランスのルノーFTは、現代で考えられる戦車に近かった。優れた防御力を誇り、歩兵隊の移動可能な盾として、あるいは敵の堅い防衛拠点への砲撃戦力として活躍できた。初の戦車同士の戦闘が行われたヴィレ=ブルトヌーの戦いでは、数台のA7Vが3台のMark IVと短時間交戦し、Mark IVの優れた火力と機動力の前に敗北した。


戦車は最終的に、戦争の勝敗を決定づけるような兵器とはならなかったが、歩兵、砲兵、航空機と連携することで極めて重要な役割を果たす兵器となった。1919年に向けた戦争計画には、西部戦線への大規模な戦車の投入も予定されていたが、幸運なことに、それが実現することはなかった。

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  • ただでさえ劣悪で精神を病むような塹壕戦の中、更に鋼鉄のバケモノが轟音を立てて背中から火を吹きながら(初期のやつはエンジンの調子が悪いからかエンジンから日が吹き出ることがあったそうだ迫ってくる)これは怖い(確信 -- 2016-11-06 (日) 11:46:50
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