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コーデックス/M1917 ENFIELD
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M1917 ENFIELD
Apocalypse


第一次世界大戦でのアメリカ兵の制式ライフルはUS M1903であったが、実際の数ではイギリス銃の設計に基づくUS M1917が大幅に勝っていた。1902年に第二次ボーア戦争が終結した後、イギリス軍では、強力なリムレス弾を使用するドイツのM1895ライフルを装備したボーア兵との交戦を経て、SMLEライフルの長距離での有効性が疑問視されていた。そこで、M1895と同様のライフルと銃弾を開発する委員会が立ち上げられ、1912年までにPattern 1913、またの名をP13ライフルとリムレス.276弾が生み出された。P13はドイツ銃の設計を相当引き継いでいたものの、強力な弾が大きな反動を生み出すと同時に、銃身内径の摩耗が早い問題を抱えていた。SMLEと.303弾を置き換える計画は、第一次世界大戦の勃発により中断されたが、イギリスではライフルの生産が需要に追いついておらず、1915年、アメリカの3つの工場との間で、制式.303弾に対応したP13の生産契約が結ばれた。これがPattern 14、あるいはP14である。P14は、イギリス軍の第二線向けおよび予備役ライフル、そしてSMLEよりも精度が高いことが判明した結果、スナイパーライフルとして使用された。1917年にアメリカが第一次世界大戦に参戦すると、M1903の生産が追い付かず、折よく先の3工場がイギリス向けP14の生産を終えたことから、P14の設計を制式採用し、アメリカの.30-06弾用に改変することが決定された。その制式名が「United States Rifle, cal .30, Model of 1917」である。1918年までに200万丁が製造され、その時点で欧州派遣アメリカ兵の75%がM1917ライフルを装備していた。当初は批判的に見られていたものの、M1917は、非常に優れたアパチャー式リアサイトを備えた、強力かつ精度の高い銃としての評判を確立した。第一次世界大戦後、多数のM1917が民生用に転化され、ハンティングライフルとして人気を博し、第二次世界大戦中には、一部のM1917が訓練用および補助制式ライフルとして用いられている。

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