フランス:国を守るための戦い
2年間のドイツ陸軍参謀総長在職中、エーリッヒ・フォン・ファルケンハインは大戦の勝利には、西部戦線での勝利が必要になると考えていた。 すなわちフランスにおける戦いである。 しかしフランス側がこれを許容することはできなかった。 大戦の前半において、フランスは西部戦線での兵力の大半を拠出し、大戦全期において、協商国のリーダーとしてドイツ軍の進撃を食い止めた。 フランス兵はバルカン、ガリポリ、アフリカ、太平洋とさまざまな戦線でも戦った。 新兵器の戦車を最も大量に生産したのはフランスであり、最新の突撃戦術を初めて文書に記したのもフランスの軍事学者であった。 フランスの75mm野砲はドイツ軍が対抗兵器を持たず、軍事歴史家に「フランスの救世主」と呼ばれる存在であった。 自国の領内で戦い、大きな工業地帯と資源を敵の手に奪われながらも、フランスは粘り強い戦いで、第一次世界大戦を消耗戦へと変化させた。 そして、中央同盟国は消耗戦に耐える能力を持っていなかったのである。
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