コーデックス/鉄の壁 のバックアップ(No.1)
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鉄の壁 1917年10月のカポレットの戦いはイタリア軍を壊滅寸前にまで追い込んだ。ドイツ軍、オーストリア=ハンガリー軍とイゾンツォ川の谷間でぶつかったイタリア軍は、捕虜と死傷者、合わせて30万人に及ぶ犠牲者を出した。1年後、状況は一変した。ドイツ軍は撤退を進め、ブルガリアは降伏、連合国はバルカンと中東で進撃を続け、イタリア軍の参謀総長はその無能さを批判され、アルマンド・ディアズと交代させられた。 オーストリア=ハンガリー帝国は崩壊の瀬戸際にあり、イタリアがわずかでも国土を増やすには、大戦の終結前に急いで手を打つ必要があった。ディアズはヴィットリオ・ヴェネトを押さえるべく最終攻勢を実施した。戦闘は凄惨なものとなったが、連合国の合同軍は最終的に士気の下がったオーストリア軍を完全撤退へと追い込み、ハプスブルグ家の帝国が崩壊する中、トレントとトリエステを手に入れた。 1918年11月4日、ヴィラ・ジュスティ休戦協定が発効し、イタリア戦線での戦いはすべて終結した。第一次世界大戦最後の激戦の終了から4日後のことであった。 コメント
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