コーデックス/OBREZ PISTOL のバックアップ(No.1)
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OBREZ PISTOL In the Name of the Tsar “Obrez”はロシア語で「カットオフ」を意味し、つまり銃身と銃床を大胆に切り落として極限までコンパクト化を図った改造ライフルを指す。第一次世界大戦中の西部戦線では、英軍のSMLEのように誰もがボルトアクション式ライフルを切断し、窮屈な地下トンネルを戦い抜いた。東部戦線では、戦闘員はより自由に動くことができ、トンネルで武力衝突が起こるようなことは少なかったため、カットダウンしたライフルはそれほど見かけなかった。この状況が変わったのはロシア革命後、そして続く内戦中のことである。ロシア帝国軍に加わっていた何百万人もの兵士が我が家へ戻る時、たいていは自分のMosin-Nagantライフルも持って帰る。ロシアの徴収兵のほとんどは農業従事者であったから、農地にいるあいだ革命・内戦のゴタゴタからこっそり身を護る手段として、そのMosin-Nagantライフルをカットダウンし、隠し持つことがごく一般的となったのだ。徹底的に短くされた銃身、もちろん精度は格段に落ちている。実際、50メートル先のターゲットに当てることも不可能だったという。けれど短い銃身とパワフルなライフル弾の組み合わせにより、弾丸の飛び出すスピードはどんな理屈も通用しないほどだった。当たれば手酷い致命傷、銃口から吹き出す数メートルにも及ぶ炎。敵の威嚇には十分ということだ。ロシアの内戦が終わっても、Obrezライフルは第二次世界大戦中のパルチザン、ゲリラ、そして1980年代に至っても、犯罪行為に使われるなどした。 コメント
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