携帯火器を選べるイギリス軍将校の間で人気があったリボルバー。撃つごとに、その反動を利用してシリンダーを回し、撃鉄を起こす機構を備えている。
用語については武器の性能表についてを参照してください。
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ウェブリー=フォスベリー・オートマチック・リボルバー(Webley–Fosbery Automatic Revolver) 1887年~1963年の間、イギリス帝国およびイギリス連邦諸国及びイギリス植民地において一般的であった軍用拳銃ウェブリー・リボルバー、 その非常にレアな派生モデルであり、世界初のオートマチックリボルバー。1901年から1915年まで生産されていた。 発砲時の反動で銃の上部(バレル・シリンダーを含む部分)が後退、特徴的なジグザグの溝とフレームが噛み合ってシリンダーが回転、撃鉄が起こされるという仕組み。 この構造によってダブルアクションと同様に引き金を引くだけで連射できるだけでなく、撃鉄が自動で起こされていることでシングルアクションと同じトリガープルの軽さを実現、命中精度の向上を果たした。
このように高性能の本銃であるが、残念ながら公的機関で制式採用はされなかった。「大きくて重すぎる」というのが当時の評価である。 ボーア戦争・第一次世界大戦において少数が英国軍士官に用いられたようだが、複雑な構造故に粉塵や泥に弱く前線向けではないと評価されていたようだ。
2016/10/29現在オンライン銃通販サイトでは14500ドルの値札がついている(日本円で152万円) 他のウェブリー・リボルバーは販売時のケース付きでも3000ドルを超えない。どれほど珍品かわかるだろう。
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