ベルギー製のセミオートピストルでスウェーデンを含め多数の国で採用された。
2016/11/15現在
用語については武器の性能表についてを参照してください。
低威力低反動高レート。近距離での瞬間火力で一応優れる銃。 威力・レート・持ち替えの速さといった性能でM1911等の中量級ピストルとTaschenpistole M1914等の軽量ピストルの間に位置すると見て良いが、 持ち替え速度はFrommer Stop以外の軽量ピストルよりは速くなっている。 そう考えた場合、唯一最大の欠点といえそうなのは普通の装弾数で脱着式マガジンなのにリロード速度が妙に遅いことである。緊急時用と割り切ろう。 低反動なので遠くの敵にもバシバシ当てていけるが、最低威力が低いためそう実用的なわけではない。 2016/11/15アップデートにて実質的に撃ちきりリロード速度が0.1秒悪化、持ち替え速度が0.05秒改善した。
FNモデル1903、ジョン・ブローニングが設計した初期の自動拳銃の一つ。ブローニングの自動拳銃としては二作目であるため、ブローニングNo2とも呼ばれる。
コルト社からもM1903ポケットハンマーレスという見た目そっくりの同じくブローニングが設計した自動拳銃が出ており、今作にも登場している どう違うかというと使用弾薬が違う(FN社製は9mm Browning Long弾、コルト社製は.32 ACP弾)だけでありほぼ同じ銃なのだが、 日本の将校に人気だったのはコルト社製のほうだったこともあり、日本ではコルト社製のほうが有名。 一方で他のよく似た自動拳銃にこれもコルト社から出たM1903ポケット"ハンマー"というものがあり、これもブローニング設計である。ややこしいがこれはかなり見た目も設計も違うので混同しないように。
というわけで性能としてはコルトM1903ポケットハンマーレスとほとんど同じである。 小型軽量で信頼性も高く、さらにハンマー内蔵式のため引っかかりにくく隠し持つにも最適ということで多くの軍や警察で採用された。 アメリカ・アジア圏を販路としたコルト社と違い、FN社の販路はヨーロッパであるため、 大陸ヨーロッパとその植民地各軍・警察(ベルギー・スウェーデン・フィンランド・エストニア・ロシア・オスマン・スペイン・パラグアイ・エルサルバドル・コロンビア)で採用されたのはFN社のモデルである。 そのなかでも特によく使用していたのはスウェーデンだった。どうやら本銃の大ファンであったらしく、 軍用標準拳銃としてHusqvarna1903という名で10000丁を注文して1940年までそのまま使い続け、 更に1927年に生産を取りやめたFN社本社に代わって1943年までスウェーデンが生産しつづけていた(スウェーデンでの生産はおよそ94,000丁!) そのためコロンビアで使われたり、スペイン内戦で使われたり、二次大戦でフィンランドが使っているのはベルギー製ではなくスウェーデン製のHusqvarna1903である。
当初安全装置がついていなかったため暴発事故が多発したようだが、スウェーデン軍に採用されるころにはグリップセイフティとマニュアルセイフティが追加されている。
なにぶん自動拳銃黎明期の製品と言うこともあって、マガジンリリースがグリップ底部にあるという旧式自動拳銃ほぼ共通の特徴を備える。 今作でのリロードの遅さはこのためだろうか。
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