実は、British Bulldog Revolverこそ西部戦線を勝利に導いた銃との説もある。人気が高く、この短銃身リボルバーという形式を真似た銃が数多く作られた。
用語については武器の性能表についてを参照してください。
リボルバーであるがレートが高く、持ち替え時間も早いので即応性に利点がある。 特に持ち替え時間0.4秒はリボルバーの中で突出しているのはもちろん、サブウェポン全体でもFrommer Stopと並び最も速い。 反動もリボルバーにしては弱く、むしろM1911に近い。 比較的遠い距離でも当てやすくはあるが、威力が一気に下がるため向いているとはいえない。 最大の欠点はリロード速度が非常に遅いこと。悠長なリロードモーションは必見。
ブリティッシュ・ブルドッグ・リボルバー。いわゆるウェブリー・リボルバー(看護兵のAuto Revolverもその一つ)の一モデル。1872年に発表されたもの。 小型リボルバーの一種であり、コートのポケットに収納することを想定されて設計されている。 短銃身でダブルアクション、短いグリップにスイングアウトシリンダーという設計であるが、この設計は1868年に王立アイルランド警察隊向けの拳銃として考案されたものである。 装弾数は5発、弾薬は.44 Short Rimfire弾、 .442 Webley弾、.450 Adams弾といったものを用いる。 .320 Revolver弾モデル.380口径モデルも製作されているが、これらモデルには「British Bull Dog」の刻印がされていないため、別モデルとして扱われることも多い。
本銃はウェブリー・リボルバーの中でも最も人気のあったものの一つであり、主に英米の警察機関で盛んに用いられた。 その他ベルギーやスペイン、パキスタンでもコピーモデルが大量に製造されており、ベルギー製のものは1881年のガーフィールド米大統領暗殺事件の凶器となっている。 ちなみにベルギーとアメリカで製造されたものは基本的により小口径のものであるが、最も大きな弾丸、 .44 Webleyを用いるモデルはアメリカで製造されている。 またイギリス本国でもUlster Bull Dogと呼ばれるバリエーションが製作されており、これはグリップを延長することでコントロール性を高めたものである。
本銃は最終的に1900年まで製造されており、二次大戦でも一部が使用されている。 現在でも状態のよいものが多数残っているが、弾薬の調達が難しいためもっぱらコレクターズアイテム扱いである。
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