コーデックス/REPETIERPISTOLE M1912 のバックアップ差分(No.1)

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''REPETIERPISTOLE M1912''
20世紀初めのオーストリア=ハンガリー帝国軍では、時代遅れのピストルと、19世紀の古いデザインのGasserリボルバーが使用されており、隣接するバルカン地方での戦争とヨーロッパ全体で高まりつつあった緊張に対応するために、軍備の更新が求められていた。1911年、新しいピストルの設計を行うため、以前に軍のために銃を設計したチェコの銃技師が呼ばれた。
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こうして生み出されたのが、大型の旋盤加工フレームとわずかな可動部により、極めて耐久性を高められたピストルであった。M1912は、今日のピストルデザインと異なり脱着式のマガジンを持たず、上部の装弾数8発のストリッパー・クリップから給弾を行った。当然、ボックスマガジンに比べてリロードは遅かったが、脱着式マガジンのようにマガジンを紛失する心配がなく、ライフルとよく似た給弾方式のために、訓練がしやすい利点があった。
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1912年にオーストリア=ハンガリー帝国軍で制式採用され、Repetierpistole M12と名付けられた。1914年には部隊配備が開始されており、山岳地域でのイタリア軍との戦いにおいて、すぐにその高い耐久力が示されると、戦地での大きな支持と共に、より大量の発注が行われた。
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M1912は脱着式のショルダーストックと共に納入・使用されることが多かった。第一次世界大戦中には、M.12/P.16と呼ばれるフルオート・マシンピストル版も生み出された。これには装弾数16発の拡張マガジンと射撃モードのセレクターが用意されていた。さらに目を引くバージョンがM.12 Doppelpistoleで、これは2丁のM.12/P.16をそのまま横に並べ、間に1個のショルダーストックを取り付けたものであった。M1912の他国からの発注としては、バイエルン王国からの1万6千丁、ルーマニアからの6千丁、チリとブルガリからの不明数の発注があった。第一次世界大戦の終わりまでに約30万丁のM1912が生産され、第二次世界大戦でも広く使用されることになった。


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