Chauchat のバックアップ差分(No.25)

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&attachref(./image.png,nolink,80%);

脱着式マガジンと極めて珍しいロングリコイル機構を備えたフランスの軽機関銃。

|BGCOLOR(#555):COLOR(White):200|489|c
|BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):分類|''[[援護兵]] / ライトマシンガン''|
|製造国|&ref(画像置場/フランス.png,nolink); フランス|
|設計 / 製造|Louis Chauchat・ Charles Sutter/Gladiator SIDARME|
|使用弾薬|8×50mmR Lebel|
|銃剣突撃|不可|


|BGCOLOR(#555):COLOR(White):141|BGCOLOR(#555):COLOR(White):50|>|>|240|c
|>|BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):プリセット|BGCOLOR(#aaa):''軽量''|BGCOLOR(#aaa):''望遠''|BGCOLOR(#aaa):|
|>|解除条件|[[説明文参照>Chauchat#tips]]|[[説明文参照>Chauchat#tips]]||
|>|装弾数|20/80|20/80||
|>|射撃モード|&ref(画像置場/mode1.png,nolink);/&ref(画像置場/mode3.png,nolink);|&ref(画像置場/mode1.png,nolink);/&ref(画像置場/mode3.png,nolink);||
|>|ダメージ(最大-最小)|35-23|35-23||
|>|ダメージ&br;(減衰開始-減衰終了距離)|10-40|10-40||
|>|ダメージ(イメージ)|BGCOLOR(#222):&attachref(./軽量.png,nolink,75%);|BGCOLOR(#222):&attachref(./軽量.png,nolink,75%);||
|>|連射速度|359rpm|359rpm||
|>|弾速|720m/s|720m/s||
|>|重力落下|12m/s2|12m/s2||
|>|反動|左0.22/上0.55/右0.22&br;初弾反動倍率1.2倍&br;&color(Green){(減少速度10.002/s)};|左0.22/上0.55/右0.22&br;初弾反動倍率1.2倍(減少速度6/s)||
|拡散|ADS|静止:0.24/移動:0.56|&color(Green){静止:0.16};/移動:0.56||
|~|腰だめ|静止:立1.5 屈1.25 伏1&br;移動:立2 屈1.75 伏1.5|静止:立1.5 屈1.25 伏1&br;移動:立2 屈1.75 伏1.5||
|最大拡散値|ADS|静止:1.2/移動:2|静止:1.2/移動:2||
|~|腰だめ|静止:立3 屈2.5 伏2&br;移動:立3.5 屈3 伏2.5|静止:立3 屈2.5 伏2&br;移動:立3.5 屈3 伏2.5||
|拡散連射増加数&br;(減少速度)|ADS|&color(Green){-0.106 初弾拡散倍率-4倍 (12.75/s)};|静止:-0.101 &color(Black){初弾拡散倍率-5倍}; (5.05/s)&br;移動:-0.085 &color(Black){初弾拡散倍率-5倍}; (4.25/s)||
|~|腰だめ|&color(Green){-0.225 初弾拡散倍率-4倍 (27/s)};|-0.18 &color(Black){初弾拡散倍率-5倍}; (9/s)||
|>|リロード時間(空時)|2.9s(3.55s)|2.9s(3.55s)||
|>|持ち替え時間|1.1s|1.1s||
&size(10){現在};
#include(銃器補足事項,notitle)


*特徴、アドバイス、補足 [#tips]
DLC[[They Shall Not Pass]]で実装。高威力と特徴的な見た目がウリの軽機関銃。
超高威力超低レート低弾速と非常に尖った性能を持ち、過去作で言うところのバトルライフルに近い。
反動は全体的に強め。縦反動は軽機関銃の中でも最も強いが、横反動はそこまででもなく素直な部類。
またこう見えて精度は悪くなく、むしろ良い。概ね[[BAR M1918]]と同等。
腰だめ移動時精度だけが違うが、なんと本銃の腰だめ移動時精度は軽機関銃の中でも最も良い。
#br
特筆すべきはやはりその威力であろう。
最高威力は35、12mまでなら胴体3発キル、30mまでなら胴体4発と、これまでの軽機関銃には考えられなかった威力を得ている。
問題は359RPMという激遅発射レート。軽機関銃ダントツ最下位である。
しかしこれでもTTKは12mまでならBARを超え、それ以降の距離でも[[M1909 Benet-Mercie]]に並ぶ。
問題は低レート故に撃ち漏らしが多く、中遠距離以降の確殺力に乏しいこと。近距離もそうだが、フルオート銃であることに甘えないしっかりしたAIM力が必要となる。
#br
連射時の精度完全回復は7発目から。

:軽量(Low-Weight)|
射撃停止後の反動・精度回復速度、連射時の精度悪化度と回復速度が強化され、連射時の精度完全回復は6発目となっている。バイポッドつき。
前線で戦うならこちらを選択しよう。腰だめ移動時精度が高いため、走り回りながらでもバリバリ使っていける。
本銃の場合バイポッドを使ってもかなりブレる問題があるが、近~近中距離ならまあ大丈夫だろう。
#region(&color(Maroon){''解除条件''};)
--DLC、[[They Shall Not Pass]]を所持
--[[Lewis Gun(制圧)>Lewis Gun]]で50キル
--味方を75回再補給
#endregion

:望遠(Telescopic)|
高倍率のスコープとバイポッドを装備したモデル。静止時ADS精度が強化されている。
後方からの支援射撃がメインだが、反動の大きさからバイポッドなしではかなり厳しいものがある。
しかしその一方でバイポッドを展開しても縦ブレが強い。リコイルコントロールが重要。
またレートの遅さにより精度回復も遅いため、遠距離ではどうしても撃ち漏らしが多くなる。中遠距離が限度であろう。
とっさの近距離戦闘に関しては随一の性能を持つのが最大の利点。
#region(&color(Maroon){''解除条件''};)
--DLC、[[They Shall Not Pass]]を所持
--[[M1909 Benet-Mercie(望遠)>M1909 Benet-Mercie]]で1ラウンドに15キル
--[[迫撃砲]]で10キル
&color(Red){''※「1ラウンドで15キル」は、「迫撃砲で10キル」が既に達成されている状態、またはその試合中に達成しなければ、その都度キル数がリセットされるので注意''};
#endregion

#br
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#include(パッチ注釈,notitle)


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#br
-&color(Maroon){''IRON SIGHTS''};
&attachref(./Chauchat.png,nolink,100%);
*ゲーム内映像 [#image]
#htmlinsert(youtube,id=)

*銃器紹介 [#introduction]
#htmlinsert(youtube,id=G2g2TZBoo0U)
FM mle1915軽機関銃(Fusil-Mitrailleur mle 1915 CSRG)。通称ショーシャ軽機関銃。1915年に開発されたフランス軍の軽機関銃である。
CSRGは開発者のポール・リベイロールス(Paul Ribeyrolles)、シャルル・シュター(Charles Sutter)、ルイ・ショーシャ(Louis Chauchat)の三人の苗字とグラディエートル(Gladiator)という製造業者の頭文字をとった通称。
この三人の開発者は[[RSC 1917]]の開発者でもある。
//#br
//おそらく最も有名な軽機関銃である。悪い意味で。
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//設計構想は「完全に一人で扱える軽量な自動火器を作ろう」というもので、現在のアサルトライフルそのものと言ってもいい、時代を20年以上先取りした超先進的なものであった。((実際、FM=Fusil-Mitrailleurは「自動小銃」という意味である。))
//そしてこのコンセプトを元に設計し、更に「そうだ小さい工場でも作れるように部品の精度適当でも動くようにすれば生産性も良くなるな」という、さながらAK47の如き発想も加えられ、最先端のプレス加工も採用。
//1915年、このショーシャ軽機関銃が誕生した。
#br
おそらく最も有名な軽機関銃である。悪い意味で。
しかし本銃によって軽機関銃の運用コンセプトが確立され、その後の歩兵の戦いを大きく変えることとなる。
#br
ショーシャ機関銃以前にも各国では軽量化した重機関銃として、または強力な自動小銃として軽機関銃の開発は盛んに行われていた。((実際、Madsen MGは当初は自動小銃として開発され売られていた))
しかし、当時の技術の限界もあり重機関銃の代替としては信頼性が低くてすぐに過熱し、
ライフルの代替としては重くコストが高いこれらの黎明期の軽機関銃たちを陸戦用に大規模に採用する国は少なく、
20世紀の主役となる近代兵器がほぼそろい踏みした日露戦争でもロシア軍騎兵が少数の[[Madsen MG]]などを使用するに留まった。
#br
ところが、第一次世界大戦ではこの状況は一変する。
19世紀末期から第一次世界大戦が始まるまで、歩兵はお互い2歩程度散開して、
1000m前後から弾幕射撃を行い敵を制圧しながら前進し最後に突撃するという戦い方が基本とされており、((その為この時期に開発されたライフルには2000m近い人間が点にも見えない距離まで照尺が刻まれている))
歩兵の武器がライフルだけでも充分に火力と射程が発揮できるとされていた。
しかし、第一次世界大戦がはじまると新型野砲や重機関銃が大量に投入され、
従来の密集した隊列はただの的となりこれら新型兵器の被害を低減するため歩兵はどんどん散開して小隊や分隊のような小さな部隊単位で行動するようになっていった。
だが、このような歩兵の分散化によって今度は最前線での火力や突撃の威力の低下が大きな問題となった。
#br
そこで分散した小部隊を支援するためフランス軍は軽機関銃を大量配備し火力の底上げすることを考えた。
設計構想は「完全に一人で扱えて小銃兵の進撃について行ける軽量な支援火器を作ろう」というもので、((Fusil-Mitrailleurを英語で直訳するとAutomatic_rifleとなってしまい勘違いされがちであるが、仏語wikiを見ればわかるように自動小銃ではなく軽機関銃を指す用語である))
このコンセプトを元に設計し、更に「そうだ小さい工場でも作れるように部品の精度適当でも動くようにすれば生産性も良くなるな」という、さながらAK47の如き発想も加えられ、最先端のプレス加工も採用。
1916年((他国の兵器でもよくあることだが仮制式され試験と小改良の後に制式採用されるので実戦投入される年代と制式名称にはズレが生じるのだ))、このショーシャ軽機関銃が誕生した。
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このショーシャ軽機関銃、当時の連合国主力軽機関銃よりも2kg以上軽く、部品公差が大きいため生産性は抜群。
弾薬は主力小銃[[Lebel Model 1886]]と同じ8×50mmR Lebelライフル弾を用いるので弾薬供給にも困らず、威力も良好。
装弾数は20発。弾倉が張り出して伏せ撃ちの邪魔にならないよう半円形弾倉に収められる。それも残弾確認用の窓までついている。
また取り回しの良さを求めてピストルグリップを採用している。
ソンムの戦いにおいて初めて大量投入された本銃は後述する様々な問題を生じながらも、両陣営に大きな衝撃を与えフランス軍以外でも軽機関銃の大量配備が急速に進むことになる。
#br
さらに翌年の1917年にフランス軍は歩兵戦術に革新をもたらすことになる。
それ以前の歩兵はお互い4歩以上離れたスカスカの横隊で行動していたために、前進後退はともかく左右への機動性が非常に低く柔軟に行動できるとは言い難かった。
そこでフランス軍は十数名からなる半小隊が独立して行動することとし、各半小隊に1挺かそれ以上軽機関銃を配備し下士官の指揮の下で前後左右自由自在に機動できるように改めたのだ。((これを当時の日本軍は"戦闘群戦法"と呼んだ))
そこでフランス軍は十数名からなる半小隊が下士官の指揮の下で独立して行動することとし、各半小隊に1挺かそれ以上軽機関銃を配備しその援護下で前後左右自由自在に機動できるように改めたのだ。((これを当時の日本軍は"戦闘群戦法"と呼んだ))
これは現代では当たり前の分隊戦闘や分隊支援火器という概念を初めて確立し、18世紀以前から歩兵戦術の基礎として生き続けた横隊戦術の残滓を完全に過去のものとした一大革命であったが、
英独と比べ工業基盤が発達してるとは言い難いフランスがこれを可能にしたのは半小隊の数だけ大量生産可能な本銃があったからこそと言えるだろう。
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ここまで書くと名銃である。しかし[[RSC 1917]]と同様に、前線での評価はよろしくなかった。というか最悪であった。
本来なら名銃になるはずの要素がことごとく裏目に出たのである。
もう面倒なので箇条書きにする。
・超軽量→銃が反動軽減のカウンターウェイトにならない=反動強すぎ
・最先端のプレス加工→最先端=洗練されていない=壊れやすい
・公差の大きな部品設計→つまりはそもそも設計がガバガバ=壊れやすい
・小銃と同じ8×50mmR Lebelライフル弾を用いる=機関部に引っ掛かり易いリムド弾薬の為に給弾・排莢不良((これはフランスに限ったことではなくリムド・セミリムド弾薬を小銃弾として使用していた日英ソでも軽機関銃や自動小銃の開発の際に大きな障害になった。))
・半円形弾倉→これもプレス加工なのですぐ変形して給弾不良
・残弾確認窓→泥や水や砂塵が侵入して給弾不良
・冷却機構が不完全→元々の壊れやすさとの相乗効果
最悪である。
アメリカ軍はこれを7000挺購入したが、大半のアメリカ兵は本銃を投げ捨ててドイツ軍の軽機関銃を使った。
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このように最悪の軽機関銃であるが、調達数も多かったためこれで戦い抜いた兵士も結構いる。

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