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''第一次世界大戦の動物''

第一次世界大戦では、軍事の機械化が一気に進行したが、依然として、その活動には馬の力が重要な役割を果たしていた。野砲、榴弾砲、迫撃砲(臼砲)は引き続き複数の馬で引かれ、水や食料、弾薬はラバやロバによって運ばれた。灼熱の砂漠では、ラクダが負傷兵を運び、あるいは突撃に用いられた。数万匹の犬が伝令犬として、物資を満載した荷車の引き手として、さらに救護物資の届け役として活用された。ナメクジが毒ガス攻撃を警告し、猫は塹壕でネズミやその他の害獣を狩るのに使われ、天幕やバンカーの外にはドーベルマンが番犬として配されていた。中間地帯を越えて電話線や通信用の機材を運ぶのには小型犬が使われた。鳩は戦場でのメッセンジャーとして重宝され、時には司令部に重要な情報を伝達するために、空を飛ぶ飛行機や、移動中の戦車などから放されることもあった。通信機器が壊れたり、電話線が切断されたりする中、帰巣本能で目的地に到達できる鳩の信頼性は依然として高かった。大戦ではペット兼隊の旗印としての動物も多くみられ、ライオンの仔や、猿、さらには小さなカンガルーまでもが、兵士と共に塹壕に向かう姿も決して珍しくなかった。


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