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''MG15 N.A軽機関銃''
''12G AUTOMATICショットガン''


1916年のソンムの戦いで、多数のLewis Gunに立ち向かうことになったドイツ軍は、自軍に同様の兵器がないことに気づかされた。ドイツ軍には、Madsen機関銃がわずかにあるのみで、MG 08/15は未だ配備されていなかった。元となったMG15は重量のある水冷式機関銃で広く使用されてはいなかったが、1916年の初めに、MG15 nA(nAは新モデルを意味するneuer Artの頭文字)へと再設計された。

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その特徴的なレシーバーの形から「ハンプバック(曲がった背中)」の愛称で呼ばれるセミオートショットガンで、自動砲などでより一般に使用されるロングリコイル機構が使われている。


レシーバーが軽量化され、ライフル銃床、ピストルグリップとトリガーグループ、さらに重い水冷ジャケットに代わる薄い穴あきの空冷ジャケットが装備された。また、キャリーハンドルと、新しいサイト、軽量の三脚も用意された。MG15 nAは1916年に実戦投入され、ドイツ軍の次期主力軽機関銃とされていた水冷式のMG 08/15より、はるかに軽量であった。その役割はLewis Gunに近いものの、信頼性は大きく下がり、短距離用の軽機関銃と考えられていた。

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1898年にアメリカで設計され、セミオートショットガンとしては世界で初めて大量生産された。アメリカとベルギーでモデルが生産され、第一次世界大戦でも塹壕での掃討戦用として、より古くからあるポンプアクション式ショットガンと並んで使用された。信頼性の高い頑丈な造りで、1902年から2000年に至るまで生産され続け、世界中の軍隊や警察、射撃スポーツなどで使用され続けてきた。

MG15 nAは大戦中多数運用され、航空機搭載用の機関銃としても使用されたが、多くは、ドイツ・アジア軍団の東部戦線、パレスチナ戦線や、この銃のために編成されたライヒトマシーネンゲヴェーア・トルッペン(軽機関銃兵)で使用された。しかしながら、その存在は、運用数・知名度共に上回るMG 08/15の影に隠れ、第二次世界大戦までには使用されなくなり、ほとんど忘れさられることになった。


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