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''C93(カービン)''
In the Name of the Tsar

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フーゴ・ボーチャートはドイツの技師、発明家である。最も有名な設計物はC-93、すなわち世界で初めて商業的に成功したセミオートマチックピストルだろう。C-93は約3000丁売れたが、その複雑さと価格のため、軍に採用されることはなかった。C-93はグリップの後ろに奇妙な、球根のような形のものが飛び出している。ここに銃のメインスプリングが入っているのだが、言うまでもなくここが設計上大きな弱点である。だがこのピストルを買うと、木製のストックが標準装備で付いてくる。これを装着すれば実用性の高い、小型セミオートマチックカービンになるのだ。C-93は米海軍で1894年にテストされ、新聞にはこのような記事が出た…「調整可能な軽量ストックを取り付けでき、騎兵用のカービンとしてあらゆる目的に使えるだろう」。世紀をまたぎ、他にも色々な軍組織がこの武器をテストしたが、彼らの求めていた物は高効率のハンドガンであった。ボーチャートはまた、C-93用の新型7.65x25mm弾も開発しており、これは7.63x25mm Mauser、7.65x21mm Luger Parabellum、7.62x25mm Tokarev弾の発案者らにインスピレーションを与えた。C-93は米国で1897年に宣伝を開始し、カタログには1905年と1918年~翌19年まで掲載され、相当な販売実績を築き上げた。数社の米国メーカーがBorchardtピストル用の弾薬を製造し、弾は1930年初めまで作られていた。19世紀後半のロシア帝国軍は、他の国と同様にオートマチックピストルを数多くテストしており、当時まだロシア領だったフィンランドとの紛争に備え、300丁のC-93ピストルを購入したとする資料もある。

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