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''FARQUHAR-HALL''
Turning Tides
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Farquhar-Hillは、モーブレイ・ファークワー大佐と銃技師アーサー・ヒルによってイギリスで生み出されたセミオートライフルで、1908年に最初の特許を得た。当初は反動作動式で、1908年からイギリス軍で試験が行われたが、複雑かつ信頼性の低い銃であった。幾度かの改変の末、1911年、ファークワーとヒルは機構をガス圧作動式へと改めた。新機構は、3個のばねを使用する比較的複雑な作りであったが、これによりFarquhar-Hillの反動は抑えられ、理論的には幅広い火薬量の弾に対応することが可能になった。

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この新構造モデルでは、制式British .303弾と装弾数19発のドラムマガジンが採用され、銃身下のレールで位置を調整可能な垂直フォアグリップと、銃剣マウントを備えていた。Farquhar-Hillライフルは第一次世界大戦中、継続してイギリス陸軍でテストされ、前線部隊による実戦トライアルなども行われ、ドイツ軍航空隊でのSelbstlader M1916やMondragónライフルと同じ位置付けて、イギリス軍航空隊で限定的に用いられた。1918年、イギリス陸軍はついにFarquhar-Hillを“Rifle .303 inch, Pattern 1918”の名称で制式採用し、10万丁を発注したが、その生産が本格化する前に大戦は終結した。1920年代から1930年代初めにかけて、Farquhar-Hillは、上部マウント式マガジンのBeardmore-Farquhar軽機関銃に再設計され、イギリス陸軍による評価が行われたが、これは採用には至らなかった。

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