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''KOLIBRIピストル''
20世紀の初めには、簡単に隠し持つことのできる自衛用の銃に大きな関心が集まり、数々の異なるモデルが売り出された。1905年に登場した.25 ACP弾は、小型のポケットピストルで使用するためだけに生み出された小径弾である。この時代、ほとんどの犯罪者は直に殴る、あるいは斬りつける武器を使用しており、小型の拳銃でも十分優位と考えられていたためである。
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この流れから最小のセミオートピストルが生み出されたが、その設計者はオーストリアの時計職人であった。どこにでも隠せる超小型のピストルを目指した職人は、センターファイア式としては史上最少の2.7mm Kolibri弾(Kolibriはドイツ語で「ハチドリ」の意味)を生み出し、1910年に特許を取得した。その後、この弾に合わせた新しいセミオートピストルの設計に着手し、現在の多くの小口径銃と同じ単純なブローバック方式と、装弾数6発の脱着式マガジンを備えた、全長わずか3インチ(7.62cm)の2.7 Grabner Selbstladeピストルが生み出された。
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2.7mm Kolibri弾の威力は非常に弱く、厚い布地では跳ね返されてしまうことさえあったが、顔面を狙えば危険、あるいは少なくとも相手を思いとどまらせる程度の効果が望めた。また反動はないに等しかった。1914年に第一次世界大戦が始まり、生産がストップされるまでに約1千丁が作られた。その多くは続く大戦の混乱により失われるか破壊されるかしたが、一部は兵士たちにより、土産として持ち帰られることになった。



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