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''LEBEL MODEL 1886''
THEY SHALL NOT PASS
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1887年にフランス軍が採用したLebelライフルは、無煙火薬弾を使用する史上初の制式ライフルとして歩兵小銃に革命をもたらした。無煙火薬弾にはライフルの有効射程を大幅に伸ばし、さらに兵士の隠ぺい性を高める効果があった。Lebelライフル、もしくは「Fusil Modèle 1886」は、連発銃開発を命ぜられたフランス軍のプロジェクトチームにより、1886年1月のプロジェクト開始からわずか1年足らずで開発された。設計は複数の技術者による共同作業となり、無煙火薬の発明者であったポール・ヴィエイユはもちろんのこと、二コラ・ルベル中佐もまたフルメタルジャケット弾であるLebel弾の開発により極めて重要な役割を果たした。そしてルベル中佐自身の反対にも関わらず、この銃は非公式にLebelライフルと呼ばれるようになった。
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Lebel M1886は第一次世界大戦中のフランスの主力歩兵ライフルであった。主にその画期的な弾薬のおかげで採用時には最先端の銃であったが、すぐに他の面でライバルとなる銃に性能を追い越されていった。Lebelライフルは第一次世界大戦時の制式歩兵ライフルの中では特に大きく、重い銃となり、塹壕戦には不適格であった。砲身の下にやや珍しいチューブ型マガジンを備え、9+1発と多めの装弾数を持っていたが、同時にストリッパー・クリップ給弾式の他の銃に比べてリロードが遅い欠点があった。それでも、Lebelライフルは大戦を通して十分な役目を果たし続け、精度と信頼性により高い評価を得ている。
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第一次世界大戦のフランスの狙撃手はLebel M1886を各種光学サイトとともに用いた。最も一般的だったのはピュトー工廠製のAPX16/17スコープである。狙撃手には高精度を基準に特別に選り分けられ、光学サイト用の専用マウントを取り付けられたLebelライフルが支給された。
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すでに大幅に時代遅れとなっていたにも関わらず、Lebel M1886は第二次世界大戦でもフランスの主力軍用ライフルであり続けた。


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