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''MARS AUTOMATICピストル''


Mars Automaticピストルは1898年にイギリスで生み出され、しばしば「第一次世界大戦のDesert Eagle」と呼ばれている。その.45口径バージョンは、20世紀半ばまで世界最強のハンドガンであった。

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Marsピストルは試作銃として1901年から1903年にかけて何度か軍のトライアルに提出され、最終的にイギリス陸軍省により却下された。トライアルの試験項目の一つは貫通力で、C96ピストルが11枚の板を貫通したのに対し、Marsピストルは16枚を貫通し、その圧倒的な威力を示した。また、命中精度も素晴らしいものであった。

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一方で、マイナス点も明らかとなり、M1911を重量で25%、サイズで30%上回る、非常に大型のピストルであった。重さと複雑さの欠点が大きすぎたのである。独自のロングリコイル・ロータリーボルト機構が真後ろに吐き出した使用済み薬莢は、射手の顔を直撃する可能性があったほか、射撃ごとに大型のボルトが後退し、射手の前腕の中ほどにまで達する問題もあった。トリガーが重く、マズルフラッシュが過剰なうえ反動も大きかった。トライアルでは、Marsの射撃はまるで手元で爆発が起きているようであり、その引き金を引くのは「純粋に不快かつ不安を感じざるを得ない」体験であったと記録されている。

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しかし、設計士はMarsの設計改善に応じず、1907年に製造が中止されるまでに世に出たのは、わずか81丁に過ぎなかった。


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