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''SELBSTLADER M1916ライフル(エリート)''


20世紀初めの他の多くの国々同様、ドイツもまた軍で優れた自動装填式ライフル(現代のセミオートライフル)を採用すべくトライアルを実施していた。G98ライフルの設計者は1906年から多数の自動式ライフルの試作に取り組んでおり、その流れを汲んで第一次世界大戦を目前に生み出されたのがSelbstlader M1910/13である。それまでの試作に比べていくつかの改良が施されていたが、初期の自動式ライフルの多くがそうであったように過度に複雑な機構を有しており、正常な動作には潤滑剤を適用した銃弾を使用する必要があった。M1910/13は土汚れに弱く、工作精度の遊びも極めて小さかったため、これもまたドイツ軍のトライアルを通過することはできなかった。

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第一次世界大戦が始まると自動式ライフルの需要が急速に高まった。機関銃のなかった当時は航空機向けで要望が特に大きく、1915年、新たな自動式ライフルのトライアルが行われ、M1910/13が汚れの影響を受けにくい航空機内での使用を前提に、ドイツ軍航空隊に「Flieger-Karabiner M1915」、「Ballon-und-Zeppelin-Truppe(気球・ツェッペリン隊)」に「Selbstlader-Karabiner M1916」の制式名で採用された。

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大戦中、陸軍における自動式ライフルへの関心も新たなものとなり、Selbstladerの歩兵モデルも製造された。歩兵モデルは全長フォアストックと銃剣マウントが装備され、西部、東部の両戦線で試験運用が行われた。Selbstlader M1915とSelbstlader M1916の生産数は1,000丁ほどに留まったが、この銃が普及しなかったのは構造上の問題ではなく、非常に高コストで時間のかかる製造過程に原因があったと考えられている。航空部隊では、Selbstladerは次第にセミオートのMondragonに置き換えられていった。信頼性は落ちるが、製造コストが約3分の1で済んだためである。

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