Battlefield1 攻略 BF1 Wiki
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M1909 Benet-Mercie
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*特徴、アドバイス、補足 [#tips] ベネット-マルシェ。 初期実装武器の中では唯一マガジンでも弾帯でもない、保弾板を用いた装填を行う特徴的な見た目を持つ軽機関銃。交戦距離が他LMGより長いという性質を持っており、中~中遠距離向け。 中威力高精度低反動、さらに低レート中弾速ととても撃ちやすく、立ち撃ちでもかなりの距離にヒットが望めるが、低レートによる劣悪な近距離TTKと多くない装弾数(30発)が欠点となっている。装弾数の割にリロード速度は速め。 ダメージモデルなどで[[BAR M1918]]と似ているが、あちらはレートや腰だめ精度その他の近距離性能が高い。但し装弾数ではこちらが10発勝っており、比較的高い継戦能力が近距離で有利に働くこともあるため純粋に近距離戦能力で劣るとは言いにくい。 連射時の精度完全回復は8発目から。 #br 本銃独自のちょっとしたメリットとして、射撃時に保弾板がしっかり動き弾が減っていくため、大体の残弾数が分かるようになっている。 現在の装弾数が表示されないハードコアでは非常に有用だろう。 :突撃歩兵(Storm)| みんな大好き突撃歩兵向けのモデル。全方向反動25%割減。但し静止時ADS精度はあまりよくない。 基本的に一歩引きつつ進撃する前線押し上げに向いているのだが、今作の軽機関銃の特性「連射し続けると精度が上がる」ことと本銃の超低反動が組み合わさり、中~遠距離の敵を狙っても割と簡単にキルできてしまったりする。 :望遠(Telescopic)| 高倍率のスコープとバイポッドを装備したモデル。静止時ADS精度が0.14にまで強化されており、軽機関銃としては3番目となる。二位の[[Huot Automatic(光学)>Huot Automatic]]とは誤差だが、一位の[[M1917 MG(望遠)>M1917 MG]]とは少し(0.02)開きがある。 スコープとバイポッドによって安全圏からしっかり敵を仕留め、敵の増援を食い止めるのが主な仕事になるが、残弾管理に気をつけないと獲物を取り逃してしまうので注意。 バイポッドを立てればADSせずとも一点集中の弾幕を張れるため通路防衛でも有効。但しその運用はあくまで[[MG15 n.A.]]や[[Lewis Gun]]の得意分野であるため本銃の真価を発揮する運用ではない。 BAR(望遠)に比してこちらの方がより遠くの敵を狙いやすいが、レートで劣るため打ち損じが出やすい。M1917(望遠)には静止時ADS精度で劣るが、それ以外の精度に関わる数値は全て勝っている。 好みで使い分けよう。 :光学照準(Optical)| 光学照準器を装備したモデル。 突撃歩兵モデルほどではないが横反動が改善され、また移動時ADS精度が良く、分かりづらいが静止時ADS2発目~7発目までの精度悪化度及び精度そのものが他の2モデルより良い。 但し初弾と8発目以降は望遠に劣る(但し望遠にはバイポッドがあるので全体的にもこちらが劣ると言えるかもしれない) このことによって通常は連射による精度回復まで厳しくなる中距離以遠であっても最初からそこそこ当てられるようになるため先手を打ちやすいという唯一無二の特性を持つ。 #region(&color(Maroon){''光学モデルの精度について''};) &color(Red){※BF1発売当時のスペックを用いて説明しています。}; &size(12){&br;どういうことかと言うと、BF1の銃器の精度計算は}; &size(12){【初弾精度】拡散値=初弾の拡散値}; &size(12){【二発目の精度】初弾の拡散値+拡散連射増加数×初弾拡散倍率=二発目の拡散値}; &size(12){【三発目以降の精度】二発目の拡散値+拡散連射増加数×(連射数-2)=三発目以降の拡散値}; &size(12){となっており、これら拡散値が低ければ低いほど精度が良いということになる。}; &size(12){この計算式によれば通常は二発目以降だんだんと精度が悪化していき、ここで初弾拡散倍率が低ければ低いほど二発目の精度が改善し、拡散連射増加数が低ければ低いほど二発目以降の精度と3発目以降の精度悪化が改善する。}; &size(12){しかしこれは拡散連射増加数・初弾拡散倍率数値が共にプラスの値をとる場合の話である。}; &size(12){軽機関銃の場合はこれらの数値が共にマイナスの値をとるため、2発目の精度が最も悪く、3発目からだんだんと精度が回復していく。}; &size(12){この場合&color(Red){初弾拡散倍率が低ければ低いほど2発目の精度が悪化し、拡散連射増加数が低ければ低いほど2発目の精度と3発目以降の精度回復速度が悪化する。};(マイナス×マイナス=プラスとなってしまうため)}; &size(12){そのため本銃の場合、光学照準モデルは拡散連射増加数が-0.08となり他2モデルの-0.12より高いが、そうなることで二発目の精度悪化が改善(-0.12×-6=0.72から-0.08×-6=0.48に)する。}; &size(12){そして3モデル全て8発目で精度悪化がなくなり最高精度(初弾精度と同じ)となるのだが、その減り方は光学照準モデルが(0→0.48→0.40→0.32→0.24→0.16→0.08→0)、他2モデルは(0→0.72→0.60→0.48→0.36→0.24→0.12→0)となっており、7発目までは光学照準の方が精度悪化の程度は小さくなる。}; #endregion #br ---- #include(パッチ注釈,notitle) -2016年12月13日パッチ --最大ダメージを21から23へ増加。代わりに威力減衰開始距離が短くなり、減衰終了距離が長くなったことで若干遠距離向けとなった。 --左右方向のリコイルをそれぞれ0.15から0.12に減少。 --ADS時拡散増加数が減少、代わりに拡散減少速度が遅くなった。これにより連射時の精度向上を果たした。 -2017年2月14日パッチ --光学照準モデルは0.01、突撃歩兵モデルは0.012横反動が増加した。 -2017年3月14日パッチ --全モデル腰だめ移動時精度が0.25増加。LMG共通の変更。 -2018年1月30日パッチ --望遠・光学照準モデルの縦反動が0.28から0.35に、突撃歩兵モデルは0.196から0.28に増加。 --最大ダメージ及び最小ダメージが増加。これにより12m以内及び31m以降のキルに必要な弾数が1発減った。 --ADS時の最大拡散値が腰だめ時の最小拡散値と同値になったことで腰だめからADSに移行した際の精度が下がりにくくなった。 --LMGに共通の調整としてズーム速度が低下したほか、バイポッドが展開時に拡散率上昇を完全に抑えるようになり、同時に横反動の軽減度が低下。 ---- #br #br -&color(Maroon){''IRON SIGHTS''}; &attachref(./benet.JPG,nolink,41%);
タイムスタンプを変更しない
&attachref(./image.png,nolink,80%); 連射速度の遅い、ストリップ給弾式の軽機関銃。離れた距離での使用に適している。 |BGCOLOR(#555):COLOR(White):200|489|c |BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):分類|''[[援護兵]] / ライトマシンガン''| |製造国|&ref(画像置場/フランス.png,nolink); フランス | |設計 / 製造|ローレンス・ベネット アンリ・メルシエ/Hotchkiss et Cie| |使用弾薬|30-06_Heavy| |銃剣突撃|不可能| |BGCOLOR(#555):COLOR(White):141|BGCOLOR(#555):COLOR(White):50|>|>|240|c |>|BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):プリセット|BGCOLOR(#aaa):''突撃歩兵''|BGCOLOR(#aaa):''望遠''|BGCOLOR(#aaa):''光学照準''| |>|解除条件|&ref(画像置場/WB.png,nolink); 200|兵科ランク 1 / &ref(画像置場/WB.png,nolink); 200|兵科ランク 3 / &ref(画像置場/WB.png,nolink); 200| |>|装弾数|30/90|30/90|30/90| |>|射撃モード|&ref(画像置場/mode3.png,nolink);/&ref(画像置場/mode1.png,nolink); |&ref(画像置場/mode3.png,nolink);/&ref(画像置場/mode1.png,nolink); |&ref(画像置場/mode3.png,nolink);/&ref(画像置場/mode1.png,nolink); | |>|ダメージ(最大-最小)|26.5-23|26.5-23|26.5-23| |>|ダメージ&br;(減衰開始-減衰終了距離)|11-35|11-35|11-35| |>|ダメージ(イメージ)|BGCOLOR(#222):&attachref(./2017年3月17日現在ダメージモデル.png,nolink,75%);|BGCOLOR(#222):&attachref(./2017年3月17日現在ダメージモデル.png,nolink,75%);|BGCOLOR(#222):&attachref(./2017年3月17日現在ダメージモデル.png,nolink,75%);| |>|連射速度|450rpm|450rpm|450rpm| |>|弾速|820m/s|820m/s|820m/s| |>|重力落下|12m/s2|12m/s2|12m/s2| |>|反動|&color(Green){左0.096/上0.28/右0.096};&br;初弾反動倍率1.25倍/(減少速度6/s)|左0.12/上0.35/右0.12&br;初弾反動倍率1.25倍/(減少速度6/s)|&color(Green){左0.106};/上0.35/&color(Green){右0.106};&br;初弾反動倍率1.25倍/(減少速度6/s)| |拡散|ADS|静止:0.21/移動:0.79|&color(Green){静止:0.14};/移動:0.79|&color(Green){静止:0.158/移動:0.593};| |~|腰だめ|静止:2.5 屈2.25 伏2 &br;移動:立3.25 屈3 伏2.75|静止:2.5 屈2.25 伏2 &br;移動:立3.25 屈3 伏2.75|静止:2.5 屈2.25 伏2 &br;移動:立3.25 屈3 伏2.75| |最大拡散値|ADS|静止:2.5 屈2.25 伏2 &br;移動:立3.25 屈3 伏2.75|静止:2.5 屈2.25 伏2 &br;移動:立3.25 屈3 伏2.75|静止:2.5 屈2.25 伏2 &br;移動:立3.25 屈3 伏2.75| |~|腰だめ|静止:立4.5 屈4 伏3.5 &br;移動:立5 伏4.5 屈4|静止:立4.5 屈4 伏3.5 &br;移動:立5 伏4.5 屈4|静止:立4.5 屈4 伏3.5 &br;移動:立5 伏4.5 屈4| |拡散連射増加数&br;(減少速度)|ADS|-0.085 初弾拡散倍率 -6倍 (5.1/s)|&color(Green){静止:-0.097}; 初弾拡散倍率-6倍 &color(Green){(5.8/s)}; &br;移動:-0.085 初弾拡散倍率-6倍 (5.1/s)|&color(Green){静止:-0.094}; 初弾拡散倍率-6倍 &color(Green){(5.625/s)}; &br;&color(Green){移動:-0.118}; 初弾拡散倍率-6倍 &color(Green){(7.075/s)};| |~|腰だめ|-0.18 初弾拡散倍率-6倍 (10.8/s)|-0.18 初弾拡散倍率-6倍 (10.8/s)|-0.18 初弾拡散倍率-6倍 (10.8/s)| |>|リロード時間(空時)|2.6s(3.9s)|2.6s(3.9s)|2.6s(3.9s)| |>|持ち替え時間|1.2s|1.2s|1.2s| &size(10){2018/01/30現在}; #include(銃器補足事項,notitle) *特徴、アドバイス、補足 [#tips] ベネット-マルシェ。 初期実装武器の中では唯一マガジンでも弾帯でもない、保弾板を用いた装填を行う特徴的な見た目を持つ軽機関銃。交戦距離が他LMGより長いという性質を持っており、中~中遠距離向け。 中威力高精度低反動、さらに低レート中弾速ととても撃ちやすく、立ち撃ちでもかなりの距離にヒットが望めるが、低レートによる劣悪な近距離TTKと多くない装弾数(30発)が欠点となっている。装弾数の割にリロード速度は速め。 ダメージモデルなどで[[BAR M1918]]と似ているが、あちらはレートや腰だめ精度その他の近距離性能が高い。但し装弾数ではこちらが10発勝っており、比較的高い継戦能力が近距離で有利に働くこともあるため純粋に近距離戦能力で劣るとは言いにくい。 連射時の精度完全回復は8発目から。 #br 本銃独自のちょっとしたメリットとして、射撃時に保弾板がしっかり動き弾が減っていくため、大体の残弾数が分かるようになっている。 現在の装弾数が表示されないハードコアでは非常に有用だろう。 :突撃歩兵(Storm)| みんな大好き突撃歩兵向けのモデル。全方向反動25%割減。但し静止時ADS精度はあまりよくない。 基本的に一歩引きつつ進撃する前線押し上げに向いているのだが、今作の軽機関銃の特性「連射し続けると精度が上がる」ことと本銃の超低反動が組み合わさり、中~遠距離の敵を狙っても割と簡単にキルできてしまったりする。 :望遠(Telescopic)| 高倍率のスコープとバイポッドを装備したモデル。静止時ADS精度が0.14にまで強化されており、軽機関銃としては3番目となる。二位の[[Huot Automatic(光学)>Huot Automatic]]とは誤差だが、一位の[[M1917 MG(望遠)>M1917 MG]]とは少し(0.02)開きがある。 スコープとバイポッドによって安全圏からしっかり敵を仕留め、敵の増援を食い止めるのが主な仕事になるが、残弾管理に気をつけないと獲物を取り逃してしまうので注意。 バイポッドを立てればADSせずとも一点集中の弾幕を張れるため通路防衛でも有効。但しその運用はあくまで[[MG15 n.A.]]や[[Lewis Gun]]の得意分野であるため本銃の真価を発揮する運用ではない。 BAR(望遠)に比してこちらの方がより遠くの敵を狙いやすいが、レートで劣るため打ち損じが出やすい。M1917(望遠)には静止時ADS精度で劣るが、それ以外の精度に関わる数値は全て勝っている。 好みで使い分けよう。 :光学照準(Optical)| 光学照準器を装備したモデル。 突撃歩兵モデルほどではないが横反動が改善され、また移動時ADS精度が良く、分かりづらいが静止時ADS2発目~7発目までの精度悪化度及び精度そのものが他の2モデルより良い。 但し初弾と8発目以降は望遠に劣る(但し望遠にはバイポッドがあるので全体的にもこちらが劣ると言えるかもしれない) このことによって通常は連射による精度回復まで厳しくなる中距離以遠であっても最初からそこそこ当てられるようになるため先手を打ちやすいという唯一無二の特性を持つ。 #region(&color(Maroon){''光学モデルの精度について''};) &color(Red){※BF1発売当時のスペックを用いて説明しています。}; &size(12){&br;どういうことかと言うと、BF1の銃器の精度計算は}; &size(12){【初弾精度】拡散値=初弾の拡散値}; &size(12){【二発目の精度】初弾の拡散値+拡散連射増加数×初弾拡散倍率=二発目の拡散値}; &size(12){【三発目以降の精度】二発目の拡散値+拡散連射増加数×(連射数-2)=三発目以降の拡散値}; &size(12){となっており、これら拡散値が低ければ低いほど精度が良いということになる。}; &size(12){この計算式によれば通常は二発目以降だんだんと精度が悪化していき、ここで初弾拡散倍率が低ければ低いほど二発目の精度が改善し、拡散連射増加数が低ければ低いほど二発目以降の精度と3発目以降の精度悪化が改善する。}; &size(12){しかしこれは拡散連射増加数・初弾拡散倍率数値が共にプラスの値をとる場合の話である。}; &size(12){軽機関銃の場合はこれらの数値が共にマイナスの値をとるため、2発目の精度が最も悪く、3発目からだんだんと精度が回復していく。}; &size(12){この場合&color(Red){初弾拡散倍率が低ければ低いほど2発目の精度が悪化し、拡散連射増加数が低ければ低いほど2発目の精度と3発目以降の精度回復速度が悪化する。};(マイナス×マイナス=プラスとなってしまうため)}; &size(12){そのため本銃の場合、光学照準モデルは拡散連射増加数が-0.08となり他2モデルの-0.12より高いが、そうなることで二発目の精度悪化が改善(-0.12×-6=0.72から-0.08×-6=0.48に)する。}; &size(12){そして3モデル全て8発目で精度悪化がなくなり最高精度(初弾精度と同じ)となるのだが、その減り方は光学照準モデルが(0→0.48→0.40→0.32→0.24→0.16→0.08→0)、他2モデルは(0→0.72→0.60→0.48→0.36→0.24→0.12→0)となっており、7発目までは光学照準の方が精度悪化の程度は小さくなる。}; #endregion #br ---- #include(パッチ注釈,notitle) -2016年12月13日パッチ --最大ダメージを21から23へ増加。代わりに威力減衰開始距離が短くなり、減衰終了距離が長くなったことで若干遠距離向けとなった。 --左右方向のリコイルをそれぞれ0.15から0.12に減少。 --ADS時拡散増加数が減少、代わりに拡散減少速度が遅くなった。これにより連射時の精度向上を果たした。 -2017年2月14日パッチ --光学照準モデルは0.01、突撃歩兵モデルは0.012横反動が増加した。 -2017年3月14日パッチ --全モデル腰だめ移動時精度が0.25増加。LMG共通の変更。 -2018年1月30日パッチ --望遠・光学照準モデルの縦反動が0.28から0.35に、突撃歩兵モデルは0.196から0.28に増加。 --最大ダメージ及び最小ダメージが増加。これにより12m以内及び31m以降のキルに必要な弾数が1発減った。 --ADS時の最大拡散値が腰だめ時の最小拡散値と同値になったことで腰だめからADSに移行した際の精度が下がりにくくなった。 --LMGに共通の調整としてズーム速度が低下したほか、バイポッドが展開時に拡散率上昇を完全に抑えるようになり、同時に横反動の軽減度が低下。 ---- #br #br -&color(Maroon){''IRON SIGHTS''}; &attachref(./benet.JPG,nolink,41%); *ゲーム内映像 [#image] #htmlinsert(youtube,id=Oj_BolNIh38) *銃器紹介 [#introduction] #htmlinsert(youtube,id=kCsBbu7nzqI) オチキスM1909マシンガン(Hotchkiss M1909 machine gun) アメリカ出身の銃器設計者ベンジャミン・ホチキス創業のオチキス社で1901年に開発、1909年まで製造が行われた軽機関銃である。 オチキス社の伝統である保弾板を用いた装填を行う。ガスオペレーション方式で空冷式、最大射程は3800m、重さは12kgと、軽機関銃の黎明期の製品としてはごく普通の性能。 1917年にフランス軍で採用されたオチキスMle1914重機関銃や、日本でも採用されたオチキスMle1897重機関銃とはほぼ別物である。 #br フランス軍ではオチキスM1909として8mm Lebel弾仕様を、イギリスではエンフィールド社による.303 British仕様のホチキスMarkIが騎兵・戦車用に採用され、どちらも第二次世界大戦まで使用された。 アメリカ軍ではベネット=マルシェ機関小銃として.30-06 Springfield弾仕様が採用され、スプリングフィールド造兵廠やコルト社でライセンス生産された。今作に登場するのはこのアメリカ軍モデルである。 その他ベルギー、スペイン、ブラジルやオーストラリア等々様々な国で採用、使用された。 #br しかし撃針と排莢機構が壊れやすく、アメリカ軍では日中銃(Daylight Gun)と呼ばれたりしていた。 これは闇夜の中ではしょっちゅう壊れる部品を交換するのが難しく、また保弾板の上下を間違えて装填し弾詰まりを起こすことが多発したため、日中にしかマトモに使えないという意味である。 ただこの壊れやすさの原因はどちらかと言えば兵士の使い方が悪いことによるものであったようで、アメリカ軍では兵士に追加訓練を施したところ十分問題なく使えるようになっていた。 #br ちなみに、よく「文房具のホッチキスはオチキス機関銃の機構を流用してベンジャミン・ホチキスが考案した」と言われることがあるが、実際にはほとんど関係が無い。 ホッチキスの一般名は「ステープラー」であり、最初に日本で売られたものがE.H.ホチキス社の製品であったため日本でホッチキスと呼ばれるようになっただけである。 ただE.H.ホチキス社を創業したホチキス親子がベンジャミン・ホチキスと出身地が同じであるため、親戚であった可能性は否定できないともされている。 *コメント [#comment] #pcomment(,reply,20,)