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> General Liu Rifle
General Liu Rifle
の編集
&attachref(./image.png,nolink,30%); 中国初のセミオートライフルは劉慶恩将軍により生み出された。しかし大量生産が可能になる前に将軍が脳卒中に倒れ、計画は暗雲に包まれることになった。 |BGCOLOR(#555):COLOR(White):200|489|c |BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):分類|''[[看護兵]] / 自動式ライフル''| |製造国|&ref(画像置場/中華民国.png,80%); 中華民国| |設計 / 製造|劉慶恩/漢陽兵器工廠| |使用弾薬|7.92×57mm Mauser| |銃剣突撃|可能| |BGCOLOR(#555):COLOR(White):141|BGCOLOR(#555):COLOR(White):50|>|>|240|c |>|BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):プリセット|BGCOLOR(#aaa):''初期仕様''|BGCOLOR(#aaa):''突撃歩兵''|BGCOLOR(#aaa):| |>|解除条件|[[説明文参照>General Liu Rifle#tips]]|[[説明文参照>General Liu Rifle#tips]]|| |>|装弾数|6/66|6/66|| |>|射撃モード|&ref(画像置場/mode1.png,nolink);|&ref(画像置場/mode1.png,nolink);|| |>|ダメージ(最大-最小)|40-35|40-35|| |>|ダメージ&br;(減衰開始-減衰終了距離)|40-80|40-80|| |>|ダメージ(イメージ)|BGCOLOR(#222):&attachref(初期仕様ダメージドロップ.png,nolink,60%);|BGCOLOR(#222):&attachref(突撃歩兵ダメージドロップ.png,nolink,60%);|| |>|連射速度|299rpm|299rpm|| |>|弾速|800m/s|800m/s|| |>|重力落下|12m/s2|12m/s2|| |>|反動|左0.5/上1.3/右0.5&br;初弾反動倍率1倍/&color(Green){(減少速度5.25/s)};|&color(Green){左0.3/上0.78/右0.3};&br;初弾反動倍率1倍/(減少速度3/s)|| |拡散|ADS|静止:0.15/移動:1.05|静止:0.15/移動:1.05|| |~|腰だめ|静止:立2.5 屈2 伏1.5&br;移動:立3 屈2.5 伏2|静止:立2.5 屈2 伏1.5&br;移動:立3 屈2.5 伏2|| |最大拡散値|ADS|静止:1.2/移動:1.2|静止:1.2/移動:1.2|| |~|腰だめ|静止:立3.5 屈3 伏2.5&br;移動:立4 屈3.5 伏3|静止:立3.5 屈3 伏2.5&br;移動:立4 屈3.5 伏3|| |拡散連射増加数&br;(減少速度)|ADS|0.1 初弾拡散倍率1倍 &color(Green){(6/s)};|0.1 初弾拡散倍率1倍 (3/s)|| |~|腰だめ|0.1 初弾拡散倍率1倍 &color(Green){(6/s)};|0.1 初弾拡散倍率1倍 (3/s)|| |>|リロード時間(クリップ装填)|1発:0.7s(6発:1.76s)|1発:0.7s(6発:1.76s)|| |>|持ち替え時間|0.7s|0.7s|| *特徴、アドバイス、補足 [#tips] :全般| DLC[[In the Name of the Tsar]]で実装された、中近~中遠距離向けセミオートライフル。 高めの発射レートと全距離3発の高威力を持つ一方、装弾数は6発と少なめ。[[Selbstlader 1906]]に似た性能。 あちらは装弾数5発だが、こちらは装弾数6発と1発多い。この利点は大きく、相手の胴体を狙う場合こちらは2人まで対応できる。 その代わり反動と精度で劣っており、セミオートライフル全体で見れば精度は並。反動は縦反動・横反動共に高め。 #br リロードはクリップ装填なのだが、同様のリロード方式を持つ看護兵武器のなかで最も時間がかかるという欠点がある。 反動の大きさに少なめの装弾数も合わさり、しっかりと相手を狙えるエイム力が必要。 前述の[[Selbstlader 1906]]と、同じく装弾数5発である[[Autoloading 8.35>Autoloading 8]]に対し、1発増えた事による恩恵と代償をどう捉えるかでこの銃の評価は変わってくるだろう。 #br アップデートによって''ボルトアクションモード''が追加。より実銃に近くなった。 射撃方式切替ボタンで変更でき、銃口のシリンダーを操作する。 変更すると、連射速度は下がるが適正距離が発生するため、[[偵察兵]]武器の感覚で扱うことになる。更にストレートプルボルト方式の為、エイムしたままでも素早いコッキングが可能。 但し距離の判定は偵察兵武器の中でも遠距離向けである[[Gewehr 98]]と同じである為、アイアンサイトとバックホーンサイトしか無い本銃では中々生かしづらいのが難点。 それでも近距離はセミオート、遠距離はボルトアクションのように適宜切り替えることで、戦術の幅を広げることができる。 :初期仕様(Factory)| 精度回復速度に優れている為、ゆっくり撃ったときに命中しやすい。中~遠距離向け。 外した時のリカバリーを気にしたり、ボルトアクションモードも積極的に使う人はこちらを選ぶといい。 #region(&color(Maroon){''解除条件''};) --DLC、[[In the Name of the Tsar]]を所持 --[[Mondragon(突撃歩兵)>Mondragon]]で40キル --分隊員を30回蘇生する #endregion :突撃歩兵(Storm)| 初期仕様と比べて反動が小さい。近~中近距離向け。 中近距離までなら一気に3発命中させやすく、あっという間に撃破できるのが強み。 但し精度回復速度では劣るので、ボルトアクションモードだとやや反動が強くなり狙いが安定しにくくなる。 同じ突撃歩兵モデルのセミオートライフルには[[Mondragon(突撃歩兵)>Mondragon]]がある。 比較するとこちらの方が発射レートで勝るため瞬間火力に優れるが、反動が若干大きく、装弾数が少ない。 #region(&color(Maroon){''解除条件''};) --DLC、[[In the Name of the Tsar]]を所持 --[[Autoloading 8.35(マークスマン)>Autoloading 8]]で50キル --[[ライフルグレネード(フラグ)>ライフルグレネード]]で30キル #endregion #br ---- #include(パッチ注釈,notitle) -2018年6月27日パッチ --ボルトアクションモードが追加。 #br ---- #br -&color(Maroon){''IRON SIGHTS''}; &attachref(./General Liu Rifle.jpg,nolink,40%); *ゲーム内映像 [#image] #htmlinsert(youtube,id=bMoTymqY5Yo) *銃器紹介 [#introduction] &attachref(./GLRreal.jpg,nolink,80%); ジェネラル・リュウ小銃(General Liu rifle)。ちゃんと訳すと劉将軍小銃。中国語だと劉將軍的半自動步槍といったところだろうか。 中国で初めて設計された半自動小銃である。 アメリカのプラット・アンド・ホイットニー社(Pratt & Whitney、以下P&W社)((現在は航空機用エンジンメーカーとして有名))の協力の下、劉慶恩将軍の設計・主導によって漢陽兵器工廠((かつて現在の武漢に存在した兵器工廠。二次大戦終結後の1947年1月1日に閉鎖))で1914年ごろに開発された。 ボルトアクションとセミオートの切り替え機能を持ち、また半自動機構に現在は見られないガストラップ方式((初期のM1ガーランドにも用いられており、それなりに利点はあるが欠点も多い方式))を用いるのが特徴。 #br 本銃の開発は結局のところ二丁の試作品ができあがったにとどまるのだが、その原因は「そもそも銃を作るための工作機械がなかった」ことに尽きる。 元々漢陽兵器工廠は碌な工作機械を持っていなかったため、劉将軍はまず工作機械の購入から始めなければならなかった。 そこで白羽の矢が立ったのがP&W社であり、劉将軍は1914年4月には契約締結にこぎ着け、2年後に納入することが決定した。ここは順調。 劉将軍はその年の11月に漢陽入りしまだ使えそうな工作機械への習熟を進め、1916年には二丁の試作品が完成、トライアルを行った。 その結果判明したのが「今の中国の工業力では半自動小銃用のバネを作れない」ということ。 これは試作品の一丁に中国で手作業で作ったバネを用い、もう一丁はP&W社提供のバネを用いたところ、中国製バネのほうが射撃に耐えきれなかったことで明らかとなった。 とはいえそのようなことは劉将軍の想定の範囲内。ちゃんと事前に工作機械を発注しているのだ。工作機械が届けばすぐにでも中国初の半自動小銃を生産できる。全く問題ない。ここまでも順調。 #br しかしその後は踏んだり蹴ったりだった。肝心の工作機械が届かないのである。 劉将軍とP&W社が契約にこぎ着けてから2ヶ月後、第一次世界大戦が勃発する。 アメリカが参戦したのは1918年であるが、アメリカ陸軍・州兵はそれ以前から戦時体制を構築しており、P&W社はそちらの対応に忙殺されていたのだ。 遅れに遅れて1919年に工作機械が届くこととなったのだが、不運なことに劉将軍が貨物船に同乗したところ、貨物船が沈没。一方劉将軍は脳卒中を発症し、後遺症で半身不随になってしまう。 更に1919年に上海に届いた工作機械は1921年まで倉庫の肥やしとなり、その間に劉将軍が死亡してしまった。 最終的にこの銃は十数挺製造されたと思われ、少なくとも10挺は現存しているようだ。 #br ちなみに倉庫の肥やしになっていた工作機械は鞏県兵器工廠((現在の鞏義市にかつて存在、1950年閉鎖))に運ばれた。 鞏県兵器工廠はマウザー1907([[Gewehr 98]]のモデルの一つ)のコピーモデルや、マウザー社協力の下設計された中正式歩槍(Chiang Kai-shek rifle)の生産を行い、やがては中国一の兵器工廠として名をとどろかせることになった。 &color(Silver){漢陽ェ・・・。}; あとどうでも良いが「劉慶恩」と調べても中国語のサイトしか無い *コメント [#comment] #pcomment(,reply,20,)
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&attachref(./image.png,nolink,30%); 中国初のセミオートライフルは劉慶恩将軍により生み出された。しかし大量生産が可能になる前に将軍が脳卒中に倒れ、計画は暗雲に包まれることになった。 |BGCOLOR(#555):COLOR(White):200|489|c |BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):分類|''[[看護兵]] / 自動式ライフル''| |製造国|&ref(画像置場/中華民国.png,80%); 中華民国| |設計 / 製造|劉慶恩/漢陽兵器工廠| |使用弾薬|7.92×57mm Mauser| |銃剣突撃|可能| |BGCOLOR(#555):COLOR(White):141|BGCOLOR(#555):COLOR(White):50|>|>|240|c |>|BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):プリセット|BGCOLOR(#aaa):''初期仕様''|BGCOLOR(#aaa):''突撃歩兵''|BGCOLOR(#aaa):| |>|解除条件|[[説明文参照>General Liu Rifle#tips]]|[[説明文参照>General Liu Rifle#tips]]|| |>|装弾数|6/66|6/66|| |>|射撃モード|&ref(画像置場/mode1.png,nolink);|&ref(画像置場/mode1.png,nolink);|| |>|ダメージ(最大-最小)|40-35|40-35|| |>|ダメージ&br;(減衰開始-減衰終了距離)|40-80|40-80|| |>|ダメージ(イメージ)|BGCOLOR(#222):&attachref(初期仕様ダメージドロップ.png,nolink,60%);|BGCOLOR(#222):&attachref(突撃歩兵ダメージドロップ.png,nolink,60%);|| |>|連射速度|299rpm|299rpm|| |>|弾速|800m/s|800m/s|| |>|重力落下|12m/s2|12m/s2|| |>|反動|左0.5/上1.3/右0.5&br;初弾反動倍率1倍/&color(Green){(減少速度5.25/s)};|&color(Green){左0.3/上0.78/右0.3};&br;初弾反動倍率1倍/(減少速度3/s)|| |拡散|ADS|静止:0.15/移動:1.05|静止:0.15/移動:1.05|| |~|腰だめ|静止:立2.5 屈2 伏1.5&br;移動:立3 屈2.5 伏2|静止:立2.5 屈2 伏1.5&br;移動:立3 屈2.5 伏2|| |最大拡散値|ADS|静止:1.2/移動:1.2|静止:1.2/移動:1.2|| |~|腰だめ|静止:立3.5 屈3 伏2.5&br;移動:立4 屈3.5 伏3|静止:立3.5 屈3 伏2.5&br;移動:立4 屈3.5 伏3|| |拡散連射増加数&br;(減少速度)|ADS|0.1 初弾拡散倍率1倍 &color(Green){(6/s)};|0.1 初弾拡散倍率1倍 (3/s)|| |~|腰だめ|0.1 初弾拡散倍率1倍 &color(Green){(6/s)};|0.1 初弾拡散倍率1倍 (3/s)|| |>|リロード時間(クリップ装填)|1発:0.7s(6発:1.76s)|1発:0.7s(6発:1.76s)|| |>|持ち替え時間|0.7s|0.7s|| *特徴、アドバイス、補足 [#tips] :全般| DLC[[In the Name of the Tsar]]で実装された、中近~中遠距離向けセミオートライフル。 高めの発射レートと全距離3発の高威力を持つ一方、装弾数は6発と少なめ。[[Selbstlader 1906]]に似た性能。 あちらは装弾数5発だが、こちらは装弾数6発と1発多い。この利点は大きく、相手の胴体を狙う場合こちらは2人まで対応できる。 その代わり反動と精度で劣っており、セミオートライフル全体で見れば精度は並。反動は縦反動・横反動共に高め。 #br リロードはクリップ装填なのだが、同様のリロード方式を持つ看護兵武器のなかで最も時間がかかるという欠点がある。 反動の大きさに少なめの装弾数も合わさり、しっかりと相手を狙えるエイム力が必要。 前述の[[Selbstlader 1906]]と、同じく装弾数5発である[[Autoloading 8.35>Autoloading 8]]に対し、1発増えた事による恩恵と代償をどう捉えるかでこの銃の評価は変わってくるだろう。 #br アップデートによって''ボルトアクションモード''が追加。より実銃に近くなった。 射撃方式切替ボタンで変更でき、銃口のシリンダーを操作する。 変更すると、連射速度は下がるが適正距離が発生するため、[[偵察兵]]武器の感覚で扱うことになる。更にストレートプルボルト方式の為、エイムしたままでも素早いコッキングが可能。 但し距離の判定は偵察兵武器の中でも遠距離向けである[[Gewehr 98]]と同じである為、アイアンサイトとバックホーンサイトしか無い本銃では中々生かしづらいのが難点。 それでも近距離はセミオート、遠距離はボルトアクションのように適宜切り替えることで、戦術の幅を広げることができる。 :初期仕様(Factory)| 精度回復速度に優れている為、ゆっくり撃ったときに命中しやすい。中~遠距離向け。 外した時のリカバリーを気にしたり、ボルトアクションモードも積極的に使う人はこちらを選ぶといい。 #region(&color(Maroon){''解除条件''};) --DLC、[[In the Name of the Tsar]]を所持 --[[Mondragon(突撃歩兵)>Mondragon]]で40キル --分隊員を30回蘇生する #endregion :突撃歩兵(Storm)| 初期仕様と比べて反動が小さい。近~中近距離向け。 中近距離までなら一気に3発命中させやすく、あっという間に撃破できるのが強み。 但し精度回復速度では劣るので、ボルトアクションモードだとやや反動が強くなり狙いが安定しにくくなる。 同じ突撃歩兵モデルのセミオートライフルには[[Mondragon(突撃歩兵)>Mondragon]]がある。 比較するとこちらの方が発射レートで勝るため瞬間火力に優れるが、反動が若干大きく、装弾数が少ない。 #region(&color(Maroon){''解除条件''};) --DLC、[[In the Name of the Tsar]]を所持 --[[Autoloading 8.35(マークスマン)>Autoloading 8]]で50キル --[[ライフルグレネード(フラグ)>ライフルグレネード]]で30キル #endregion #br ---- #include(パッチ注釈,notitle) -2018年6月27日パッチ --ボルトアクションモードが追加。 #br ---- #br -&color(Maroon){''IRON SIGHTS''}; &attachref(./General Liu Rifle.jpg,nolink,40%); *ゲーム内映像 [#image] #htmlinsert(youtube,id=bMoTymqY5Yo) *銃器紹介 [#introduction] &attachref(./GLRreal.jpg,nolink,80%); ジェネラル・リュウ小銃(General Liu rifle)。ちゃんと訳すと劉将軍小銃。中国語だと劉將軍的半自動步槍といったところだろうか。 中国で初めて設計された半自動小銃である。 アメリカのプラット・アンド・ホイットニー社(Pratt & Whitney、以下P&W社)((現在は航空機用エンジンメーカーとして有名))の協力の下、劉慶恩将軍の設計・主導によって漢陽兵器工廠((かつて現在の武漢に存在した兵器工廠。二次大戦終結後の1947年1月1日に閉鎖))で1914年ごろに開発された。 ボルトアクションとセミオートの切り替え機能を持ち、また半自動機構に現在は見られないガストラップ方式((初期のM1ガーランドにも用いられており、それなりに利点はあるが欠点も多い方式))を用いるのが特徴。 #br 本銃の開発は結局のところ二丁の試作品ができあがったにとどまるのだが、その原因は「そもそも銃を作るための工作機械がなかった」ことに尽きる。 元々漢陽兵器工廠は碌な工作機械を持っていなかったため、劉将軍はまず工作機械の購入から始めなければならなかった。 そこで白羽の矢が立ったのがP&W社であり、劉将軍は1914年4月には契約締結にこぎ着け、2年後に納入することが決定した。ここは順調。 劉将軍はその年の11月に漢陽入りしまだ使えそうな工作機械への習熟を進め、1916年には二丁の試作品が完成、トライアルを行った。 その結果判明したのが「今の中国の工業力では半自動小銃用のバネを作れない」ということ。 これは試作品の一丁に中国で手作業で作ったバネを用い、もう一丁はP&W社提供のバネを用いたところ、中国製バネのほうが射撃に耐えきれなかったことで明らかとなった。 とはいえそのようなことは劉将軍の想定の範囲内。ちゃんと事前に工作機械を発注しているのだ。工作機械が届けばすぐにでも中国初の半自動小銃を生産できる。全く問題ない。ここまでも順調。 #br しかしその後は踏んだり蹴ったりだった。肝心の工作機械が届かないのである。 劉将軍とP&W社が契約にこぎ着けてから2ヶ月後、第一次世界大戦が勃発する。 アメリカが参戦したのは1918年であるが、アメリカ陸軍・州兵はそれ以前から戦時体制を構築しており、P&W社はそちらの対応に忙殺されていたのだ。 遅れに遅れて1919年に工作機械が届くこととなったのだが、不運なことに劉将軍が貨物船に同乗したところ、貨物船が沈没。一方劉将軍は脳卒中を発症し、後遺症で半身不随になってしまう。 更に1919年に上海に届いた工作機械は1921年まで倉庫の肥やしとなり、その間に劉将軍が死亡してしまった。 最終的にこの銃は十数挺製造されたと思われ、少なくとも10挺は現存しているようだ。 #br ちなみに倉庫の肥やしになっていた工作機械は鞏県兵器工廠((現在の鞏義市にかつて存在、1950年閉鎖))に運ばれた。 鞏県兵器工廠はマウザー1907([[Gewehr 98]]のモデルの一つ)のコピーモデルや、マウザー社協力の下設計された中正式歩槍(Chiang Kai-shek rifle)の生産を行い、やがては中国一の兵器工廠として名をとどろかせることになった。 &color(Silver){漢陽ェ・・・。}; あとどうでも良いが「劉慶恩」と調べても中国語のサイトしか無い *コメント [#comment] #pcomment(,reply,20,)