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> M97 Trench Gun
M97 Trench Gun
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&attachref(./image.png,nolink,80%); あまりにも優れた戦果を挙げたためドイツ帝国がその使用に抗議したアメリカ製のショットガン。トリガーを引いたまま連射することが可能。 |BGCOLOR(#555):COLOR(White):200|489|c |BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):分類|''[[突撃兵]] / ショットガン''| |製造国|&ref(画像置場/アメリカ.png,nolink); アメリカ| |設計 / 製造|John Browningウィンチェスター社| |使用弾薬|12ゲージ| |銃剣突撃|可能| |BGCOLOR(#555):COLOR(White):141|BGCOLOR(#555):COLOR(White):50|>|>|240|c |>|BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):プリセット|BGCOLOR(#aaa):''バックボア''|BGCOLOR(#aaa):''ハンター''|BGCOLOR(#aaa):''掃討''| |>|解除条件|&ref(画像置場/WB.png,nolink); 200 (&color(Maroon){''ヘルファイター連隊のトレンチショットガン''}; [[予約特典>販売情報]])|兵科ランク 2 / &ref(画像置場/WB.png,nolink); 200|兵科ランク 3 / &ref(画像置場/WB.png,nolink); 200| |>|装弾数|5/25|5/25|5/25| |>|射撃モード|&ref(画像置場/mode3.png,nolink); スラムファイア|&ref(画像置場/mode3.png,nolink); スラムファイア|&ref(画像置場/mode3.png,nolink); スラムファイア| |ダメージ(最大-最小)|1ペレット|10-5|10-5|&color(green){12.5};-&color(Red){4.2};| |~|ペレット数|12|12|12| |>|ダメージ&br;(減衰開始-減衰終了距離)|12-19|&color(Green){14-21};|&color(Red){10-16};| |>|ペレット分散|縦1.8 横1.8|縦1.8 横1.8|&color(Green){縦0.45}; &color(Red){横2.7};| |>|ダメージ(イメージ)|BGCOLOR(#222):&attachref(./バックボア.png,nolink,75%);|BGCOLOR(#222):&attachref(./ハンター.png,nolink,75%);|BGCOLOR(#222):&attachref(./掃討.png,nolink,75%);| |>|連射速度|138rpm|138rpm|138rpm| |>|弾速|333m/s|333m/s|333m/s| |>|重力落下|12m/s2|12m/s2|12m/s2| |>|反動|&color(Green){左0.9/上7.2/右0.9};&br;初弾反動倍率1倍/&color(Green){(減少速度4.5/s)};|左1.5/上9/右1.5 &br;初弾反動倍率1倍/(減少速度3/s)|左1.5/上9/右1.5&br;初弾反動倍率1倍/(減少速度3/s)| |拡散|ADS|静止:0/移動:0.4|静止:0/移動:0.4|静止:0/移動:0.4| |~|腰だめ|静止:立0.4 屈0.3 伏0.2&br;移動:立0.6 屈0.5 伏0.4|静止:立0.4 屈0.3 伏0.2&br;移動:立0.6 屈0.5 伏0.4|静止:立0.4 屈0.3 伏0.2&br;移動:立0.6 屈0.5 伏0.4| |最大拡散値|ADS|静止:2/移動:2|静止:2/移動:2|静止:2/移動:2| |~|腰だめ|静止:立2 屈2 伏2&br;移動:立2 屈2 伏2|静止:立2 屈2 伏2&br;移動:立2 屈2 伏2|静止:立2 屈2 伏2&br;移動:立2 屈2 伏2| |拡散連射増加数&br;(減少速度)|ADS|0.3 初弾拡散倍率1倍 (4.5/s)|0.3 初弾拡散倍率1倍 (4.5/s)|0.3 初弾拡散倍率1倍 (4.5/s)| |~|腰だめ|0.3 初弾拡散倍率1倍 (4.5/s)|0.3 初弾拡散倍率1倍 (4.5/s)|0.3 初弾拡散倍率1倍 (4.5/s)| |>|リロード時間(空時)|0.5s(0.5s)|0.5s(0.5s)|0.5s(0.5s)| |>|持ち替え時間|0.65s|0.65s|0.65s| &size(10){2018/01/30現在}; #include(銃器補足事項,notitle) &ref(./ヘルファイター連隊トレンチショットガン.png,nolink,50%); ヘルファイター連隊のトレンチショットガン *特徴、アドバイス、補足 [#tips] 基本的な性能として実物のスラムファイア機能を再現する為か、射撃ボタンを押しっぱなしにする事で疑似フルオートが出来る。 バックボア・ハンターモデルでは[[Model 10-A]]より%%ペレット数が少なく%%威力が低く、掃討戦モデルでは%%ペレット数は多いが威力が下がる%%威力減衰が強いため、連射性能で強引にねじ伏せる戦法がメインとなる。 装弾数は少ないので弾切れに注意。但し至近距離で全ペレットを撃ち込めば1トリガーキルできる点は遜色ない。 //''&color(Red){現在敵に命中してもダメージを与えられないバグがあるため注意。};'' :バックボア(Backbored)| [[予約特典>販売情報]]で入手可能な「ヘルファイター連隊トレンチショットガン」はこれと同性能。 1トリガーキルできる距離は短く、精々13メートルほど。少し離れた敵は即死させられないものと考えて良い。 その代わり反動が弱くなっており、その回復も早い。スラムファイア機能を活かすなら選択肢になる。 :ハンター(Hunter)| バックボアよりも最大威力を発揮できる距離が長くなり、使い勝手が大きく改善される。 といっても伸びるのは5メートルほど、これを長いと見るか短いとみるかはプレイヤーによる。 若干反動が増えるため、ADS時は敵を見失う場合がある。 :掃討(Sweeper)| 大量の散弾を発射することに加え、&color(Red){ペレットが横に大きく分散する。};BF4でいうダックビルハイダー装備の状態である。 上記2モデルより更に近接戦に特化し、モデル名通り敵の集団を掃討するのに向いている。エイムを合わせるのが苦手な人向けでもある。 その変わり一ペレット辺りの最低威力が下がっており、更にペレットが横に広がる関係上、至近距離以外での豆鉄砲度は増している。 #br ---- #include(パッチ注釈,notitle) -2016年12月13日パッチ --全てのバリアントのペレット数を増加・射程の改善を行った。 --またバックボアバリアントのペレット拡散度が減少し、ハンターモデルと同じになった、 -2017年2月14日パッチ 何故か腰だめ座り移動時精度が腰だめ立ち座り移動時精度より悪かったのが修正された。 -2017年3月14日パッチ --携帯弾数が5発減少した。 -2018年1月30日パッチ --バックボアモデルの縦反動が6.3から7.2に増加し、横反動が1.05から0.9に減少。 --一部を除くSGのペレット数を12に統一。 --最大ダメージ及び最小ダメージの増加。ペレット数も含めた総ダメージは減少した。 --空気抵抗値を0.0025から0.007に増加。 --拡散率にランダム性が介在する割合を低くするよう改善。 #br ---- -&color(Maroon){''IRON SIGHTS''}; |通常仕様&br;&attachref(./Trench gun.JPG,nolink,41%);| |ヘルファイター連隊仕様&br;&attachref(./ヘルファイター連隊トレンチショットガン.jpg,nolink);| *ゲーム内映像 [#image] #htmlinsert(youtube,id=b9AdRCrdpLI) *銃器紹介 [#introduction] #htmlinsert(youtube,id=9R9gkN3O3F8) 銃器技師ジョン・M・ブローニングが設計したM1893の改良型で、アメリカのウィンチェスター社が販売したポンプアクション式散弾銃。 愛称は「ウィンチェスター・ライオットガン」、「トレンチガン」など。主に12番口径弾を用いる。 #br 第一次世界大戦以前からポピュラーなショットガンであり、第一次世界大戦にアメリカが参戦した後もそれは変わらなかった。 他の製品と異なり有鶏頭といわれる撃鉄が外部に露出したタイプの散弾銃であったため、ポンプするとスライドが威圧的に飛び出してくる構造で射撃の際には注意が必要であった。 また珍しい特徴として、トリガーを引きつつポンプし続ける事による速射、所謂「スラムファイア」が可能であり、慣れれば恐ろしい速度で撃つことができた。 その恐怖の威力は第一次大戦で遺憾なく発揮されることになる。塹壕戦が発達していた戦線においては至近距離戦闘が勃発するのは日常茶飯事で、その距離は本銃が最も得意とするところである。 アメリカが参戦し、投入された途端瞬く間に本銃の威力は敵味方に知れ渡り恐れられるようになった。 #br これがトレンチガン、「塹壕銃」の由来である。第一次世界大戦にて活躍した本銃であったが、その高すぎる威力と残虐性故に、戦後いくつかの国から対人での散弾銃使用禁止が訴えられた。 だが勝てば官軍、当のアメリカはそんなことを気にも留めず運用を続けた。続く第二次世界大戦では後継のM1912(撃鉄を内臓した無鶏頭モデル)とともに主に太平洋戦線にて活躍した。 その後もM1897とM1912の血脈は、ベトナム戦争下にイサカM37で一本化されるまでの間半世紀近くの長くにわたりアメリカ軍の散弾銃の座に君臨し続けた。 現代まで続く至近距離戦闘での散弾銃の有効性を示したのは本銃の功績であると言っても過言ではないだろう。 #br バリエーションが豊富であり、様々な後継、銃身長を選択できた。中でも一般的だったのは12番口径&20インチバレルでヒートラグ(穴あき放熱板)や着剣装置を追加した「トレンチ」モデルと16番口径&28インチバレルモデルである。 トレンチモデルにはバヨネットタグが付属しており、専らM1917銃剣が付けられた。今作に登場するM1897はこのトレンチガンモデルである。 #br 本銃に於ける逸話としては[[ヘルファイター連隊ボロナイフ]]で伝説を残したヘンリー・ジョンソン一等兵と同じく、HF連隊所属のアフリカ系アメリカ人兵士「フレッド・ロイド」軍曹が残したものがある。 彼はある日単身でドイツ軍が補給所として駐屯していた小村の偵察に向かうも見付かってしまい、30名以上のドイツ兵達から激しい攻撃を受けてしまう。 しかしそこはHF連隊所属の兵士。逃げるのではなく受けて立つ事を選んだロイド軍曹は担いできたM97と手榴弾数個、そしてアフリカ系の血が故かの抜群の運動神経を以て一人、また一人とポンプアクションを手際よく繰り返してドイツ兵達を次々と蜂の巣にしていき、機関銃座も手榴弾で確実に吹き飛ばす等の無双っぷりを見せた。 結果たった一人に半壊状態にされてしまった駐屯部隊はパニックに陥り村を捨てて逃走。その頃には流石に疲労困憊の極致にあったロイド軍曹はそれを隠れていた家屋の中から見届けた後、漸く気絶してしまったという。 *コメント [#comment] #pcomment(,reply,20,)
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&attachref(./image.png,nolink,80%); あまりにも優れた戦果を挙げたためドイツ帝国がその使用に抗議したアメリカ製のショットガン。トリガーを引いたまま連射することが可能。 |BGCOLOR(#555):COLOR(White):200|489|c |BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):分類|''[[突撃兵]] / ショットガン''| |製造国|&ref(画像置場/アメリカ.png,nolink); アメリカ| |設計 / 製造|John Browningウィンチェスター社| |使用弾薬|12ゲージ| |銃剣突撃|可能| |BGCOLOR(#555):COLOR(White):141|BGCOLOR(#555):COLOR(White):50|>|>|240|c |>|BGCOLOR(#fc2):COLOR(Black):プリセット|BGCOLOR(#aaa):''バックボア''|BGCOLOR(#aaa):''ハンター''|BGCOLOR(#aaa):''掃討''| |>|解除条件|&ref(画像置場/WB.png,nolink); 200 (&color(Maroon){''ヘルファイター連隊のトレンチショットガン''}; [[予約特典>販売情報]])|兵科ランク 2 / &ref(画像置場/WB.png,nolink); 200|兵科ランク 3 / &ref(画像置場/WB.png,nolink); 200| |>|装弾数|5/25|5/25|5/25| |>|射撃モード|&ref(画像置場/mode3.png,nolink); スラムファイア|&ref(画像置場/mode3.png,nolink); スラムファイア|&ref(画像置場/mode3.png,nolink); スラムファイア| |ダメージ(最大-最小)|1ペレット|10-5|10-5|&color(green){12.5};-&color(Red){4.2};| |~|ペレット数|12|12|12| |>|ダメージ&br;(減衰開始-減衰終了距離)|12-19|&color(Green){14-21};|&color(Red){10-16};| |>|ペレット分散|縦1.8 横1.8|縦1.8 横1.8|&color(Green){縦0.45}; &color(Red){横2.7};| |>|ダメージ(イメージ)|BGCOLOR(#222):&attachref(./バックボア.png,nolink,75%);|BGCOLOR(#222):&attachref(./ハンター.png,nolink,75%);|BGCOLOR(#222):&attachref(./掃討.png,nolink,75%);| |>|連射速度|138rpm|138rpm|138rpm| |>|弾速|333m/s|333m/s|333m/s| |>|重力落下|12m/s2|12m/s2|12m/s2| |>|反動|&color(Green){左0.9/上7.2/右0.9};&br;初弾反動倍率1倍/&color(Green){(減少速度4.5/s)};|左1.5/上9/右1.5 &br;初弾反動倍率1倍/(減少速度3/s)|左1.5/上9/右1.5&br;初弾反動倍率1倍/(減少速度3/s)| |拡散|ADS|静止:0/移動:0.4|静止:0/移動:0.4|静止:0/移動:0.4| |~|腰だめ|静止:立0.4 屈0.3 伏0.2&br;移動:立0.6 屈0.5 伏0.4|静止:立0.4 屈0.3 伏0.2&br;移動:立0.6 屈0.5 伏0.4|静止:立0.4 屈0.3 伏0.2&br;移動:立0.6 屈0.5 伏0.4| |最大拡散値|ADS|静止:2/移動:2|静止:2/移動:2|静止:2/移動:2| |~|腰だめ|静止:立2 屈2 伏2&br;移動:立2 屈2 伏2|静止:立2 屈2 伏2&br;移動:立2 屈2 伏2|静止:立2 屈2 伏2&br;移動:立2 屈2 伏2| |拡散連射増加数&br;(減少速度)|ADS|0.3 初弾拡散倍率1倍 (4.5/s)|0.3 初弾拡散倍率1倍 (4.5/s)|0.3 初弾拡散倍率1倍 (4.5/s)| |~|腰だめ|0.3 初弾拡散倍率1倍 (4.5/s)|0.3 初弾拡散倍率1倍 (4.5/s)|0.3 初弾拡散倍率1倍 (4.5/s)| |>|リロード時間(空時)|0.5s(0.5s)|0.5s(0.5s)|0.5s(0.5s)| |>|持ち替え時間|0.65s|0.65s|0.65s| &size(10){2018/01/30現在}; #include(銃器補足事項,notitle) &ref(./ヘルファイター連隊トレンチショットガン.png,nolink,50%); ヘルファイター連隊のトレンチショットガン *特徴、アドバイス、補足 [#tips] 基本的な性能として実物のスラムファイア機能を再現する為か、射撃ボタンを押しっぱなしにする事で疑似フルオートが出来る。 バックボア・ハンターモデルでは[[Model 10-A]]より%%ペレット数が少なく%%威力が低く、掃討戦モデルでは%%ペレット数は多いが威力が下がる%%威力減衰が強いため、連射性能で強引にねじ伏せる戦法がメインとなる。 装弾数は少ないので弾切れに注意。但し至近距離で全ペレットを撃ち込めば1トリガーキルできる点は遜色ない。 //''&color(Red){現在敵に命中してもダメージを与えられないバグがあるため注意。};'' :バックボア(Backbored)| [[予約特典>販売情報]]で入手可能な「ヘルファイター連隊トレンチショットガン」はこれと同性能。 1トリガーキルできる距離は短く、精々13メートルほど。少し離れた敵は即死させられないものと考えて良い。 その代わり反動が弱くなっており、その回復も早い。スラムファイア機能を活かすなら選択肢になる。 :ハンター(Hunter)| バックボアよりも最大威力を発揮できる距離が長くなり、使い勝手が大きく改善される。 といっても伸びるのは5メートルほど、これを長いと見るか短いとみるかはプレイヤーによる。 若干反動が増えるため、ADS時は敵を見失う場合がある。 :掃討(Sweeper)| 大量の散弾を発射することに加え、&color(Red){ペレットが横に大きく分散する。};BF4でいうダックビルハイダー装備の状態である。 上記2モデルより更に近接戦に特化し、モデル名通り敵の集団を掃討するのに向いている。エイムを合わせるのが苦手な人向けでもある。 その変わり一ペレット辺りの最低威力が下がっており、更にペレットが横に広がる関係上、至近距離以外での豆鉄砲度は増している。 #br ---- #include(パッチ注釈,notitle) -2016年12月13日パッチ --全てのバリアントのペレット数を増加・射程の改善を行った。 --またバックボアバリアントのペレット拡散度が減少し、ハンターモデルと同じになった、 -2017年2月14日パッチ 何故か腰だめ座り移動時精度が腰だめ立ち座り移動時精度より悪かったのが修正された。 -2017年3月14日パッチ --携帯弾数が5発減少した。 -2018年1月30日パッチ --バックボアモデルの縦反動が6.3から7.2に増加し、横反動が1.05から0.9に減少。 --一部を除くSGのペレット数を12に統一。 --最大ダメージ及び最小ダメージの増加。ペレット数も含めた総ダメージは減少した。 --空気抵抗値を0.0025から0.007に増加。 --拡散率にランダム性が介在する割合を低くするよう改善。 #br ---- -&color(Maroon){''IRON SIGHTS''}; |通常仕様&br;&attachref(./Trench gun.JPG,nolink,41%);| |ヘルファイター連隊仕様&br;&attachref(./ヘルファイター連隊トレンチショットガン.jpg,nolink);| *ゲーム内映像 [#image] #htmlinsert(youtube,id=b9AdRCrdpLI) *銃器紹介 [#introduction] #htmlinsert(youtube,id=9R9gkN3O3F8) 銃器技師ジョン・M・ブローニングが設計したM1893の改良型で、アメリカのウィンチェスター社が販売したポンプアクション式散弾銃。 愛称は「ウィンチェスター・ライオットガン」、「トレンチガン」など。主に12番口径弾を用いる。 #br 第一次世界大戦以前からポピュラーなショットガンであり、第一次世界大戦にアメリカが参戦した後もそれは変わらなかった。 他の製品と異なり有鶏頭といわれる撃鉄が外部に露出したタイプの散弾銃であったため、ポンプするとスライドが威圧的に飛び出してくる構造で射撃の際には注意が必要であった。 また珍しい特徴として、トリガーを引きつつポンプし続ける事による速射、所謂「スラムファイア」が可能であり、慣れれば恐ろしい速度で撃つことができた。 その恐怖の威力は第一次大戦で遺憾なく発揮されることになる。塹壕戦が発達していた戦線においては至近距離戦闘が勃発するのは日常茶飯事で、その距離は本銃が最も得意とするところである。 アメリカが参戦し、投入された途端瞬く間に本銃の威力は敵味方に知れ渡り恐れられるようになった。 #br これがトレンチガン、「塹壕銃」の由来である。第一次世界大戦にて活躍した本銃であったが、その高すぎる威力と残虐性故に、戦後いくつかの国から対人での散弾銃使用禁止が訴えられた。 だが勝てば官軍、当のアメリカはそんなことを気にも留めず運用を続けた。続く第二次世界大戦では後継のM1912(撃鉄を内臓した無鶏頭モデル)とともに主に太平洋戦線にて活躍した。 その後もM1897とM1912の血脈は、ベトナム戦争下にイサカM37で一本化されるまでの間半世紀近くの長くにわたりアメリカ軍の散弾銃の座に君臨し続けた。 現代まで続く至近距離戦闘での散弾銃の有効性を示したのは本銃の功績であると言っても過言ではないだろう。 #br バリエーションが豊富であり、様々な後継、銃身長を選択できた。中でも一般的だったのは12番口径&20インチバレルでヒートラグ(穴あき放熱板)や着剣装置を追加した「トレンチ」モデルと16番口径&28インチバレルモデルである。 トレンチモデルにはバヨネットタグが付属しており、専らM1917銃剣が付けられた。今作に登場するM1897はこのトレンチガンモデルである。 #br 本銃に於ける逸話としては[[ヘルファイター連隊ボロナイフ]]で伝説を残したヘンリー・ジョンソン一等兵と同じく、HF連隊所属のアフリカ系アメリカ人兵士「フレッド・ロイド」軍曹が残したものがある。 彼はある日単身でドイツ軍が補給所として駐屯していた小村の偵察に向かうも見付かってしまい、30名以上のドイツ兵達から激しい攻撃を受けてしまう。 しかしそこはHF連隊所属の兵士。逃げるのではなく受けて立つ事を選んだロイド軍曹は担いできたM97と手榴弾数個、そしてアフリカ系の血が故かの抜群の運動神経を以て一人、また一人とポンプアクションを手際よく繰り返してドイツ兵達を次々と蜂の巣にしていき、機関銃座も手榴弾で確実に吹き飛ばす等の無双っぷりを見せた。 結果たった一人に半壊状態にされてしまった駐屯部隊はパニックに陥り村を捨てて逃走。その頃には流石に疲労困憊の極致にあったロイド軍曹はそれを隠れていた家屋の中から見届けた後、漸く気絶してしまったという。 *コメント [#comment] #pcomment(,reply,20,)