元は飛行機の上での使用を目的に開発されたドイツ製のセミオートライフル。高い命中精度を持つことで知られている。
2017/02/14現在
用語については武器の性能表についてを参照してください。
主に個別の適応について記載されています。軽微な情報は省いてます。また全体の変更により仕様が変わっている場合がありますのでパッチ情報で確認して下さい。
マウザーゼルプストラーデ=カラビナー(Selbstlade-Karabiner)。マウザーM1916(Mauser M1916)としても知られる。 一次大戦中のドイツ帝国軍に向けて生産されたマウザー社の半自動小銃としては最後の製品。 よく似た名前のSelbstlader 1906が今作に登場しているが、あちらはルガー製であり、名前が似ていること以外に関係はない。 本銃の開発自体は1898年にマウザー反動利用式ライフルとして始まっており、それを1916年までに改修改善を重ねることで本銃が完成した。
本銃はディレイドブローバック方式を用い、脱着式の25発マガジンから弾薬を供給する設計となっている。 しかしこのディレイドブローバック方式は機構が複雑になるきらいがあり、本銃もその例に漏れず、製造コストは高い上に泥や粉塵に非常に弱いという難点を抱えていた。
そのため本銃は残念ながら地上の歩兵用装備としては採用されることはなく、代わりに泥や粉塵の問題を気にせずに済む航空隊に採用され、いわゆるプロペラ同調装置が開発されて本格的な航空機銃が登場するまでの間用いられていた。 しかし製造コストが高いという問題については航空隊にとっても看過できるものではなかったことや、また航空隊装備としてもMondragonの方が性能的にも優れると評価をされていたこともあって、航空隊にすら大量配備されることはなく、 結局ドイツ帝国軍で用いられた本銃は約1000丁にとどまっている。
ちなみにSelbstlade-Karabinerというのは英語に直すとSemi-auto Carbine、半自動カービン銃という意味になる。
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