山刀スタイルのナイフ。ネパールでは今も広く使われている。
ククリ刀またはグルカナイフはグルカ兵が使うことで知られるナイフ。 武器と言うよりはナタなどのように農耕や家事、狩猟などで使う汎用的なツールとしての側面もある。 柄の近くの刀身の根元にあるM字のくぼみはチョーと言い、敵の刃物による攻撃をここで受けて防ぐなどに使われる。 グルカ兵はネパールの山岳民族出身者で構成される山岳戦・白兵戦に長けた戦闘集団である。 命令に忠実で勇猛さにおいても名高いグルカ兵は、1人で元グルカ兵が40人の武装強盗をククリ刀で追い払っただの、検問所に襲い来るタリバン兵を撃退しただの、フォークランド紛争で彼らの部隊が戦場に居るというだけでアルゼンチンの部隊が逃げ出した等、逸話に事欠かない。 結論を言えば、グルカ兵を敵に回していけない。 かつてネパールは近隣諸国とも覇権を争うほどの国であり、そんなネパール山岳諸民族達は生粋の戦士であった。 ネパールは領土広げつつはあったが、イギリスの東インド会社軍と衝突し2度の戦争を経てネパールが折れる形で講和が結ばれた。 イギリスにとってヒンドゥー教の多いインド兵はカーストや戒律の都合上運用が難しく、戒律に縛られないグルカ兵は前述の性質も有り傭兵としては最適だった。 その後はイギリス植民地軍において重要な位置を占めるようになり、第二次大戦などにも参加して日本軍とも戦っている。 現在でもイギリス軍に所属するグルカ兵もいるが、産業が乏しいネパールの事情から自国で働くよりも高収入を得られるPMC等で活動する者もいる。
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https://m.youtube.com/watch?v=U3KBArEr2Ag -- 2017-09-04 (月) 15:46:33
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