大戦の開始よりもはるか前に旧式と化していたが、その高い威力から、依然としてオーストリア突撃歩兵の間で広く用いられていた。
用語については武器の性能表についてを参照してください。
ガッサー M1870。 ハンドガンの中では最低威力が最も高い。最大威力はリボルバー共通の53。 最大の特徴として、腰だめ時のみファニングショットを行うため擬似的なフルオート射撃が可能なことである(なお自キャラ視点では片手で連射しているように見える) ファニングショット時の連射速度は遅めなものの、一発ずつ撃つよりは遥かに速いため不意の遭遇戦ではこちらの方が良い。 スピードローダーが無いためリロードが長いこと、そしてサブウェポン中最悪の持ち替え時間(0.65秒)が欠点。 戦闘中の弾切れ時のバックアップに向いているとは言い難い。
↑はM1870ガッサーのオリジナルではなく、Montenegrin Gasserというバリエーションである。
M1870ガッサー。11.3×36mmR弾を用いる銃器としては代表的なものであり、1870年にオーストリア=ハンガリー帝国騎兵に採用された。 本銃の特徴はいわゆるオープンフレームモデルであることと独自の安全装置を備えることにある。 オープンフレームモデルであることにはそう特筆することはなく、シリンダーを動かせないため再装填は右側から一発づつ行うという旧式リボルバーとしては普通の構造。 面白いのは安全装置であり、フレームの右側シリンダー下にあるレバーがそれである。 この棒の先は銃フレーム内を貫通しており、それが撃鉄を後ろに下げ、それ以上前に動かないようにすることで不意の暴発を防ぐ構造となっている。 現代のリボルバーにも安全装置を備えるものはあるのだが、あたかも自動拳銃のようなセーフティレバーによる安全装置を備えるのは本銃くらいのもの。
本銃は1876年に一度より小型軽量化のために9mm弾仕様に改修され、オーストリア=ハンガリー帝国軍に採用された。それがGasser-Kropatschek M1876である。 そしてまたバリエーションとしてMontenegrin Gasserというものがあり、これはモンテネグロ軍で採用された型のGasserを指す。 こちらはオリジナルのガッサーよりも小型軽量化を図っているだけでなく、後期型には安全装置が追加されている。
本銃が主に用いられたのは1870年にオーストリア=ハンガリー帝国騎兵に制式採用されてから1898年までの間であり、第一次世界大戦勃発の15年前までであった。 しかし本銃の高いストッピングパワーを信頼してか、限定的であるがオーストリア=ハンガリー帝国の突撃歩兵に人気があったようである。
一次大戦終結後、本銃はいくらかの改修を受けて民間市場に回され、それなりに成功を収めた。 こちらもM1876と同じく9mm弾仕様である。
どうやらFallout4のMODでなかなか人気らしいのだが何故だろうか。
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