カナダ製ストレートプル式ボルトアクションライフルをフルオート化したもの。
2017/05/02現在
用語については武器の性能表についてを参照してください。
主に個別の適応について記載されています。軽微な情報は省いてます。また全体の変更により仕様が変わっている場合がありますのでパッチ情報で確認して下さい。
ヒュオット自動小銃(Huot Automatic Rifle) 第一次世界大戦中にカナダにおいて行われた軽機関銃開発計画ヒュオットによって1916年に開発された軽機関銃、もしくは自動小銃である。 ヒュオット計画というのは本銃の開発者であるジョセフ・ヒュオット(Joseph Huot)個人のアイデアをカナダ軍及びイギリス軍に売り込むことで始まった計画であった。 そのアイデアとは、カナダ海外派遣軍において採用されていたボルトアクションライフルであるロス小銃(Ross rifle)が退役することで発生することになる大量の余剰をどうにかして再利用しようというものであり、 その結果、1916年にヒュオットはロス小銃の銃身に平行にガスピストンを設置し、機関に鉄板の覆いを被せることでフルオート射撃が可能な自動小銃を生み出した。これがヒュオット自動小銃の原型である。 ヒュオットはこれをカナダ政府に売り込み、ドミニオン銃器工廠(Dominion Rifle Factory)によって最終設計が完成、1916年・1917年のトライアルで良好な性能を示したことで、イギリス軍の目にもとまることになる。 そして1918年にはイギリス本国でルイス軽機関銃、オチキスM1909機関銃、ファークァヒル小銃と共にトライアルに挑み、精度・耐久性共に最も優れた銃器であるとの評価を受ける。 更に本銃は当時のルイス軽機関銃の20分の1の価格で調達できたということもあり、ドイツ軍持つ軽機関銃への対抗策としてフランスから5000丁の注文も受けるなど、全ては上手くいくようにみえた。 ヒュオットもトライアルで判明したいくつかの小さな問題点を解決すべく本銃の設計を修正し、その本格的な生産に備えていたのだが・・・ 結局、本銃の生産が行われることはなかった。先に一次大戦が終わってしまったのである。ヒュオット計画は無用の長物と化し、ヒュオットは30000カナダドル(現在の日本円で約6500万円) の損失を被ってしまったのだ・・・・。
こういった経緯により本銃が第一次大戦で使われたことはないのだが、トライアルで示された性能としては、 ・泥だらけにしても全く問題なく射撃が可能 ・塹壕からの射撃では素晴らしい精度 ・全く掃除しなくても4000発撃て、銃身過熱は10000発撃つまでなかった。 ・マガジン交換は約4秒。マガジンへの弾込めは約30秒と非常に速い。 といったところである。 あえて問題を挙げるならフルオート射撃しかできないことであったが、発射レートはかなり遅めだったので反動制御は容易く、あまり問題ではなかったらしい。
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