アメリカ製として初めて広く出回ったセミオートライフル、Autoloading8。12g Automaticショットガンと同じロングリコイル機構を備えている。
2016/11/15現在
用語については武器の性能表についてを参照してください。
レミントンモデル8。ジョン・ブローニングにより設計され、1906年から1936年までレミントン社で製造されたスポーツハンティング用自動小銃。元々はRemington Autoloading Rifleという名前だったが1911年にリネームされた。 世界初の半自動散弾銃である12g Automaticショットガン(ブローニングオート5)の開発の間に考案された新特許のロングリコイル方式を用いており、兄弟銃の関係にある。 当時としては最も素早い連射が可能なライフルであったため人気が高く、106600丁もの生産が行われることになった。 バリエーションとしては.25 Remington、.30 Remington、.32 Remington、.35 Remingtonといった銃弾毎の4つのモデル、そして警察組織向けに着脱式弾倉モデルに改修されたもの(5発、10発、15発)が存在する。 このうち最も売れたのは.30 Remingtonのモデルである。 またサードパーティーによって、例えば20発マガジンが使用できるようにするなど様々に改修されている。 また1936年からはモデルチェンジが行われ、モデル81ウッドスマッシャーとして販売された。こちらは1950年までの間に55,581丁生産されている。 モデル81は.25 Remingtonと.300 Savageの二つのモデルで販売されていたが、FBI向けに.30 Remington、.35 Remingtonのモデルも製作されていた。
ちなみに本銃はベルギーのFN社でFNブローニング1900として4年遅れの1910年から1929年まで製造・販売されていたが、FN社製のものは4,913丁しか生産されていない。 背景としては、ブローニングは元々レミントン社に新型ショットガン(ブローニングオート5)と新型ライフル(レミントンモデル8)の売り込みをかけていたのだが、レミントン社社長死去のゴタゴタで一度白紙になってしまった。 代わりに採用したのがFN社である。 問題はその後であり、ゴタゴタが落ち着いたレミントン社が改めてこれらの銃の製造・販売を打診したことでFN社とレミントン社の間でゴタゴタが発生、最終的にFN社が先にショットガンを売り、レミントン社が先にライフルを売るということになってしまった。 FN社は先に採用したのに後から売ることになってしまい、市場規模の問題もあってあまり売れなかったのである。
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