Chauchat のバックアップの現在との差分(No.3)
脱着式マガジンと極めて珍しいロングリコイル機構を備えたフランスの軽機関銃。
現在 用語については武器の性能表についてを参照してください。 特徴、アドバイス、補足
DLCThey Shall Not Passで実装。高威力と特徴的な見た目がウリの軽機関銃。超高威力、超低レート、低弾速、小容量マガジンとかなり尖った性能を持ち、過去作で言うところのバトルライフルに近い。 反動は全体的に強め。縦反動は軽機関銃の中でも最も強いが、横反動はそこまででもなく素直な部類。BAR M1918の塹壕/望遠とほぼ一緒。またこう見えて精度は悪くなく、むしろ良い。こちらはBAR M1918と同等。 腰だめ移動時精度だけが違うが、なんと本銃の腰だめ移動時精度は軽機関銃の中でも最も良い。ヘルリーゲルやSMG08/18と同じぐらいで近距離なら腰だめで十分捌ける。 特筆すべきはやはりその威力。最高威力は35、20mまでなら胴体3発キル、 問題は軽機関銃ダントツ最下位の359RPMという激遅発射レート。 これにより精度回復が遅く、また撃ち漏らしが多くなり中遠距離以遠の確殺力に乏しい。近距離もそうだがフルオート銃であることに甘えないしっかりしたAIM力が必要となる。 どちらかと言えばLMGより、フルオート射撃可能な大トロといった方がいいかも知れない。 連射時の精度完全回復は7発目から。
射撃停止後の反動・精度回復速度、連射時の精度悪化度と回復速度が強化され、連射時の精度完全回復は6発目となっている。バイポッドつき。 前線で戦うならこちらを選択しよう。腰だめ移動時精度が高いため、走り回りながらでもバリバリ使っていける。 本銃の場合バイポッドを使ってもかなりブレる問題があるが、近~近中距離ならまあ大丈夫だろう。
高倍率のスコープとバイポッドを装備したモデル。静止時ADS精度が強化されている。 後方からの支援射撃がメインだが、反動の大きさからバイポッドなしではかなり厳しいものがある。 しかしその一方でバイポッドを展開しても縦ブレが強い。リコイルコントロールが重要。 またレートの遅さにより精度回復も遅いため、遠距離ではどうしても撃ち漏らしが多くなる。中遠距離が限度であろう。 とっさの近距離戦闘に関しては随一の性能を持つのが最大の利点。
主に個別の適応について記載されています。軽微な情報は省いてます。また全体の変更により仕様が変わっている場合がありますのでパッチ情報で確認して下さい。
ゲーム内映像銃器紹介FM mle1915軽機関銃(Fusil-Mitrailleur mle 1915 CSRG)。通称ショーシャ軽機関銃。1915年に開発されたフランス軍の軽機関銃である。 この三人の開発者はRSC 1917の開発者でもある。 恐らく悪い意味で最も有名な軽機関銃であろうが、本銃によって軽機関銃の運用コンセプトが確立され、その後の歩兵の戦いを大きく変えた銃でもある。 おそらく最も有名な軽機関銃である。悪い意味で。 ショーシャ機関銃以前にも各国では軽量化した重機関銃として、または強力な自動小銃として軽機関銃の開発は盛んに行われていた。*1 しかし、当時の技術の限界もあり重機関銃の代替としては信頼性が低くてすぐに過熱し、 ライフルの代替としては重くコストが高いこれらの黎明期の軽機関銃たちを陸戦用に大規模に採用する国は少なく、 20世紀の主役となる近代兵器がほぼそろい踏みした日露戦争でもロシア軍騎兵が少数のMadsen MGなどを使用するに留まった。 設計構想は「完全に一人で扱える軽量な自動火器を作ろう」というもので、現在のアサルトライフルそのものと言ってもいい、時代を20年以上先取りした超先進的なものであった。*2 そしてこのコンセプトを元に設計し、更に「そうだ小さい工場でも作れるように部品の精度適当でも動くようにすれば生産性も良くなるな」という、さながらAK47の如き発想も加えられ、最先端のプレス加工も採用。 1915年、このショーシャ軽機関銃が誕生した。 ところが、第一次世界大戦ではこの状況は一変する。19世紀後半から第一次世界大戦前までは、歩兵はお互い1歩~3歩(1歩は70cm前後)程度の間隔で横一線に散開し、 1000m前後からライフルで敵へ弾幕を張って制圧射撃を行いながら前進し、最後に突撃するという戦い方が基本とされ*3、 歩兵火力はライフルのみによって担われていた。隊形も現代的な視点からすれば兵員の密度が高いものだった。 また、大戦初期までには機関銃が一般歩兵に装備されるようになるが、数は少なく(連隊に6挺程度)、歩兵火力の主体足り得るものではなかった。 しかし、第一次世界大戦では新型の野砲や重砲に進化した砲兵の間接照準射撃システム、より装備数の増大した機関銃など、戦闘場裏は従来とは異なった様相を見せ始めていた。 そのため、従来の隊形では被害が大きくなり、これらの新型兵器の被害を低減するため歩兵の散開間隔は4~6歩或いはそれ以上に増大し、またより小さな部隊単位で行動するようになっていった。 だが、歩兵がこのように分散すると従来通りのライフル主体の歩兵火力では火力の密度が低下し、また突撃の威力も低下してしまう問題が生じ、「歩兵は砲兵の支援無くしては前進できない」とまで言われた。 そこでフランス軍では、分散した小部隊を支援するため軽機関銃を大量配備し火力の底上げすることが考えられた。 設計構想は「完全に一人で扱えて小銃兵の進撃について行ける軽量な支援火器を作ろう」というもの*4で、このコンセプトを元に、 「生産性を上げるため、小さな工場でも作れるよう部品精度を落とす」という、後のAK47に近い発想を加え、発展途上のプレス加工も採用し、1916年*5にショーシャ軽機関銃は誕生した。 このショーシャ軽機関銃、当時の連合国主力軽機関銃よりも2kg以上軽く、部品公差が大きいため生産性は抜群。 弾薬は主力小銃Lebel Model 1886と同じ8×50mmR Lebelライフル弾を用いるので弾薬供給にも困らず、威力も良好。 装弾数は20発。弾倉が張り出して伏せ撃ちの邪魔にならないよう半円形弾倉に収められる。それも残弾確認用の窓までついている。 20発は少なめとも言えるが、BAR M1918と同弾数であるし、生産性の高さを活かして全兵士に供給するつもりであったので大した問題ではない。 装弾数20発の弾倉は張り出して伏せ撃ちの邪魔にならないよう、半円形弾倉に収められる。それも残弾確認用の窓までついている。 また取り回しの良さを求めてピストルグリップを採用している。 ソンムの戦いにて初投入された本銃は後述する様々な問題を生じながらも、大量配備が急速に進むことになる。 ここまで書くと名銃である。しかしRSC 1917と同様に、前線での評価はよろしくなかった。というか最悪であった。 本来なら名銃になるはずの要素がことごとく裏目に出たのである。 もう面倒なので箇条書きにする。 上述の通り本銃は大戦中重要な役割を担っていた。しかしRSC 1917と同様に、前線での評価はよろしくなかった。というか最悪であった。 本来なら名銃になるはずの要素がことごとく裏目に出てしまったのである。もう面倒なので箇条書きにする。 ・超軽量→銃が反動軽減のカウンターウェイトにならない=反動強すぎ ・最先端のプレス加工→最先端=洗練されていない=壊れやすい ・公差の大きな部品設計→つまりはそもそも設計がガバガバ=壊れやすい ・小銃と同じ8×50mmR Lebelライフル弾を用いる=機関部に引っ掛かり易いリムド弾薬の為に給弾・排莢不良*6 ・半円形弾倉→これもプレス加工なのですぐ変形して給弾不良 ・残弾確認窓→泥や水や砂塵が侵入して給弾不良 ・冷却機構が不完全→元々の壊れやすさとの相乗効果 最悪である。 アメリカ軍はこれを7000挺購入したが、大半のアメリカ兵は本銃を投げ捨ててドイツ軍の軽機関銃を使った。 ・冷却機構が不完全→元々の壊れやすさとの相乗効果・・・と最悪である。 このように最悪の軽機関銃であるが、調達数も多かったためこれで戦い抜いた兵士も結構いる。 しかし、上記の評判の大半、というよりマガジンと弾以外はすべてアメリカ用に再設計されたM1918ショーシャ機関銃であったという見方が強い。 M1918はオリジナルの最大の問題でもあったマガジンの溝を排除、更に貧弱であった二脚も改善し、アメリカ軍の弾薬である30-06弾用に再設計されたモデル。 しかし元々ショーシャ機関銃はLebelライフル弾用に作られており、急いで開発、生産されたM1918はその想定外のパワーに耐えられず、頻繁に壊れた。 M1918は規格通りに生産できず不良品が溢れ(フランスでも初期に問題が起きたが…)オリジナルのマガジンの問題より更に酷い事となった。 アメリカ軍は文字通り配備前にこれを投げ捨ててオリジナルのショーシャを使うか、あるいはドイツ軍の軽機関銃を鹵獲して使った。 恐らく近年におけるショーシャ機関銃の悪評は、製造上の問題を抱えた初期のショーシャと、巨大な溝のマガジン、そしてこのM1918が大よその原因とされる。 しかし、銃自体は”言われているほど悪くは無い”に尽き、フランスを支えた銃ではあるが決して名銃と呼べる筋合いや完成度は無いのがこの銃の悲しい所であろう。 コメント |
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