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Martini-Henry のバックアップ(No.35)
大型の黒色火薬弾を発射する元込め式単発ライフル。ズールー戦争、ボーア戦争、第一次世界大戦において使われた。
2017/05/02現在 用語については武器の性能表についてを参照してください。 特徴、アドバイス、補足
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| ▼ | 解除条件 |
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主に個別の適応について記載されています。軽微な情報は省いてます。また全体の変更により仕様が変わっている場合がありますのでパッチ情報で確認して下さい。
↑各植民地戦争を通して判明した弾詰まり問題を解決すべく、薬莢の強制排出をしやすくするためにレバーを延長してトルクを上げたモデルである。*1
マルティニ・ヘンリー銃。
1870年に設計され、1871年~1891年の間に製造された単発式のレバーアクション式小銃。
いわゆるスナイドル銃の後継としてイギリス軍によって開発され、イギリス軍の制式採用小銃としては初の金属製薬莢を用いる小銃であった。
生産中にいくつかの改良が加えられており、Mk1~Mk4までが存在する。おそらく今作に登場するのはMk4である。
また様々な地域で複製品が生産されており、本銃を使用する国家・勢力は大英帝国域内にとどまらない。
なんと日本にも伝来しており、慶応4年には庄内藩で制式採用され、明治4年には大日本帝国海軍海兵隊*2でも採用され、海兵隊解体後もスナイドル銃と共に村田銃が登場するまで用いられていた。
本銃の使用する弾薬はいわゆる.577/450実包と呼ばれるものであり、スナイドル銃で用いられていた.577実包(半金属製)と同じくボトルネック形状をしていたが、火薬量が増えており反動が強烈であったらしい。
レバーアクションだがこれは再装填に用いるものではなく、空薬莢を排出するための仕組みである。
本銃はこれまでの小銃に比して速射性に優れ、それなりに革新的ではあったのだが問題も多く、
特にレバーアクション式であることによって匍匐状態での再装填が難しいという難点を抱え、また速射性が向上したといってもあくまで一発しか装填できないため限界があった。
そのため本銃はいくらかの改良が加えられたエンフィールド・マルティニ銃との更新が進められていたのだが、1888年その完了を待たずにボルトアクション式で非脱着式10発マガジンを用いるリー・メトフォード銃(Lee-Metford)への更新が決定されてしまった。
とはいえなんだかんだ言って1904年までは更新が完了せず、どういうわけか第一次大戦終結までは用いられていたりするのだが。
本銃が活躍したのは主に第一次大戦以前のイギリス植民地戦争であり、特に1879年のズールー戦争では139名の英軍兵士が本銃を用いて約1,000名のズールー戦士からの防衛戦に勝利している。
しかし同じズールー戦争や他の植民地戦争では過酷な環境によって排莢不良・弾詰まりが相次ぐなど本銃の弱点が足を引っ張っており、改修を迫られたりもしている。
今作に登場する本銃用の銃剣は鋸のように歯が生えているが、これは刺突よりも叩き切ることに主眼を置いたものであり、また戦闘以外の様々な用途に用いられていた。
しかしながら本銃の基本的な銃剣であったわけではなく、実際の使用は限定的であった。
また本銃には散弾仕様も存在しており、グリーナー警察用散弾銃と呼ばれている。
面白い参考動画を見つけたので貼っておく。
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