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Vetterli-Vitali M1870/87 のバックアップ(No.16)
特徴、アドバイス、補足
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主に個別の適応について記載されています。軽微な情報は省いてます。また全体の変更により仕様が変わっている場合がありますのでパッチ情報で確認して下さい。

M1870/87イタリアンヴェテリ=ヴィタリ小銃(M1870/87 Italian Vetterli-Vitali)良い響きだ・・・。
1870年からイタリア軍で制式化されていたM1870イタリアンヴェテリ小銃(M1870 Italian Vetterli)を改修し、1887年から置き換えたもの。
1890年にカルカノ小銃に置き換えられるまで主力小銃の座を占め、また置き換え後もカルカノ小銃と弾薬を共有できるよう更に改修されたM1870/87/15として使われ、結局1941年頃までは使い続けられていた。
まずM1870イタリアンヴェテリ小銃であるが、これは元々スイスで生産・主力小銃となっていたM1869ヴェテリ小銃(Vetterli rifle)を再設計したもの。つまりはヴェテリ小銃のバリエーションの一つである。
雷管をリムファイア方式からセンターファイア方式に変更し、ついでに色々と安っぽい設計にしてコストダウンを図っているのが特徴。
基本的に黒色火薬弾仕様であるが、後には無煙火薬弾仕様に変更された。
そのM1870イタリアンヴェテリ小銃を更に改修したのが今作登場のM1870/87イタリアンヴェテリ=ヴィタリ小銃である。
何を改修したかというと、4発装填の箱形固定マガジンを追加しただけである。
書き忘れていたがヴェテリ小銃はMartini-Henry(1870年設計)と同い年。当時主流の単発式ライフルだったのだ。
しかしこの改修交換はけっこう不徹底だったようで、植民地都市のマスケット騎兵ではほとんど交換が行われなかったらしい。
おかげで後に遅れて改修交換したエリトリア植民地軍モデルはマニア垂涎の稀少品になってたりするが。
さらに後、1890年にはカルカノ小銃への置き換えが開始される。しかしカルカノ小銃への置き換えもかなり不徹底であったため、相当数のM1870/87が前線で使われ続けていた。
しかしカルカノ小銃と弾薬が異なっていることがどうにも不便であったため、1915年にイタリア軍はM1870/87を更に改修、カルカノ小銃と同じ6.5mm無煙火薬弾を用いるM1870/87/15を生みだした。
ちなみに1916年にイタリアは大量のM1870/87をロシア軍に送っており、ロシア軍でも一次大戦及びロシア革命で使われていた。
後にはどういうわけかスペイン内戦の共和国軍の手に渡っている。どうやらソヴィエト政府が十月革命の成功で手に入れ、大半を売り飛ばしていたらしい。
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