単発式対戦車ライフルはビークルや建物への攻撃に使う。
伏せた状態、又はバイポットを立てた状態で使用する強力な小型砲。 歩兵が遠距離でビークルに効果的なダメージを与えることができる唯一のガジェットである。 扱いはビークルの「榴弾」と同じ。弾道も似ている。 地上車両のサイドカーでも使用でき、移動式ロケットガンとして楽しめる。
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弱点部位については各ビークルページ参照。
1.59インチブリーチローディングビッカースQ.F. ガンMk II(1.59-inch Breech-Loading Vickers Q.F. Gun, Mk II)が正式名称。 第一次世界大戦初期にイギリス軍が塹壕戦で使用するために開発した歩兵砲である。 重量21.3kg、口径40mm、初速は徹甲弾で305m/s。 他の一般的な火砲に比べ耐久力が低いため、その分炸薬量も抑えられており、初速は遅く射程も短い、また手動排莢、手動装填の単発式であったため発射速度も遅い。 しかし敵の機関銃陣地や掩体壕を破壊するのには十分な威力をもっており、また歩兵砲の名の通り火砲としては非常に軽便であったため広く使われた。 弾薬としては焼夷弾、徹甲弾、榴弾が用意されており、またすさまじい反動を制御するため油圧とバネによる反動軽減機構と巨大なマズルブレーキが装備されている。
観測気球や飛行船を撃ち落とすために航空機にも搭載されており、 ロケット弾は使用できないにも関わらず焼夷弾を使用した時の見た目から「ビッカース・クレイフォード・ロケットガン(Vickers-Crayford rocket gun)」の通称で呼ばれていたりする。 1917年以降運用されており、また様々な運用が試験されていたが、後々他の火砲が発達してくるとイギリス軍も運用に消極的になっていった。 まあそれでも一次大戦が終わるまでは使われ続けていたのだが。
ちなみに歩兵砲というジャンルは現代ではほぼ廃れている。 二次大戦ぐらいまではとても有用だったのだが、その後RPGやバズーカ砲なんかのより軽便な対装甲兵器が登場したことで、 わざわざ歩兵に「大砲」を持たせる必要がなくなったのである。
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