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馬 のバックアップ(No.31)
ビークル | 攻撃機 | 爆撃機 |戦闘機 | 重爆撃機 | 戦車 | 重戦車 | 軽戦車 | 自走砲トラック | 突撃戦車 | 強襲トラック | L級駆逐艦 | C級飛行船 | 馬 | 地上車両 | ボート | Yライター揚陸艇 | 固定武器 | 概要
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| 分類 | ビークル |
| 英字 | HORSE (CAVALRY) |
| 画像 | 名称 | 最高 速度 | 再出現 時間 | 定員 |
![]() | 馬(騎兵) | ? | ?秒 | 1名 |
| 名称 | 弾数 | 装填時間 | 補充時間 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|---|
![]() | Russian 1895 | 5/10 | ?s | ?s/5発 | 予備弾数5以下で補充開始。 稀にレバーアクションがスピンコックになる。 |
| 名称 | 弾数 | 補充時間 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|
![]() | 軽量対戦車グレネード | 2 | s | 連続で投擲可能。歩兵より飛距離が長い。 所持数0から補充開始。 |
馬は戦車のような防御力をもたないが、優れた速度と敏捷性がある。三人称視点固定。移動操作は詳しくはゲーム設定の馬上を参照。
機動力の高さを生かした戦法を得意とし、対歩兵戦闘に向く。軽量対戦車グレネードも装備しているので、対ビークルもこなせる。
但し、歩兵よりは攻撃に耐えるものの集中砲火を受ければ簡単にやられてしまう。(鞍周辺は金属板により攻撃が通り難い。狙う場合は頭部か脚部を狙うこと。)天敵は援護兵でバイポッドを建てて狙われるとひとたまりも無い。逆に看護兵と偵察兵などフルオートではない敵には強い。
真正面から攻め込むのは分が悪いので、機動力を生かして有利な位置取りを心がけよう。
移動面では他の無機質なビークルとは一線を画す操作感で、減速や加速、駈馬(かけうま)や障害物を跳馬(ちょうば)により超えたりする。
また、自由に操作可能なビークルとは異なり、馬は危険な崖で足を止めるような自律行動を取るなど、環境に反応する生物としてリアルな行動を見せる。
| ▼ | ランスチャージ中画像 |
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![]() |
| スモーキーブラック(左) 薄墨毛(右) |
| ビジュアル | 解説 | |
| デフォルト(鹿毛) | 標準カラーリング。 最も一般的な毛色の1つ。鹿の毛のように茶褐色で、長毛と四肢は黒色を帯びる。 | |
| スモーキーブラック | アラビアのロレンスの黒馬(馬の追加ビジュアル) | |
| ホワイトグレー | 日本では芦毛(あしげ)と言われる。灰色の毛色。生まれたときは灰色や黒、もしくは母親と同じ毛色であったりするが、年を重ねるにつれ白くなっていく。 | |
| 薄墨毛 | 被毛は薄墨色で、長毛と四肢の下部は黒色である。 | |
首と頭が長く、長い四肢をもつ。角はない。
各脚とも第3指を残し他の指は退化している。よく発達した蹄(ひづめ)をもち、硬い土の上を走ることが出来る。
長い尾と、頭から首の上部にかけての鬣(たてがみ)を除くと、全身の毛は短いが、ある程度の寒冷地での生活にも耐えられる。
優れた嗅覚をもつが、毒草や血のにおいなどを嗅ぎ分けることは出来ない。
顔の両側に目が位置するため視野が広いが、反面、両眼視出来る範囲は狭いため、距離感をつかむことは苦手とする。
走るときに背中が湾曲しないため、乗用に用いることが出来る。
一般に、立ったまま寝ることでも知られるが、本当に安全な場所であれば、横になって休むこともある。
騎兵、すなわち騎乗する兵士は、徒歩歩兵よりも機動力・攻撃力に優れ、攻撃・偵察・伝令・警戒など軍隊に必要な様々な役割を果たす便利兵科である。
その走りは人類史上動物の利用が始まった時期と重なり、紀元前2500年、シュメール文明の絵画に騎兵が描かれている。
しかしこの騎兵は現在イメージされる騎兵ではない。「戦車」(チャリオット)である。(ちなみにシュメールには馬がいなかったのでロバを使った)

チャリオットとは板に車輪を二つ付け、2人~3人が板に乗り、2頭ないし4頭の馬に引かせる兵器である。
古代において、チャリオットはその保有数がそのまま戦力指標となるほど重要な主力兵器であるが、一方で弱点も多かった。
まず平原でしか使えないこと。シートベルトなんかこんな時代にはない。平原ですらちょっとした段差で乗員は宙を舞う。
そして操縦が非常に難しいこと。動力は馬である。それも2頭ないし4頭である。御者は馬をなんとかして操り、乗員が投げ出されないよう、ドリフト走行で旋回する羽目になる。
強いには強いのだが、人的コストも育成コストも嵩み、なおかつ有効活用できる戦場が極めて限られるというハイリスクハイリターンな兵器であった。
そこで登場したのが1頭の馬に1人で騎乗する、現代的な「騎兵」。チャリオットよりもローリスクでかつハイリターンな兵器である。
この「騎兵」が登場したのは紀元前1500年くらいであるが、それが主力兵器にまでなったのは「鞍」と「鐙」が登場してからのことであった。(中央アジア圏ではずっと前から主力兵器・・・というかそれしかなかったが)
「鞍」のない裸馬は乗りにくく、馬への負担は大きい。「鐙」がなければ騎乗姿勢が安定せず、馬上戦闘は相当の熟練を要する。
「鞍」の発明は紀元前1200年ぐらいの地中海。結構早いのだが、気軽に馬上戦闘を行うために必要な「鐙」の発明はなんと紀元「後」4世紀の中国と、かなり遅れることになった。更にヨーロッパに伝わったのは7世紀である。
7世紀と遅くなったとはいえ、「鞍」と「鐙」の登場によって「騎兵」はここから急速に発展を遂げる。
まず登場したのは重装騎兵である。中世ヨーロッパに限らず、中央アジア・西アジアでも、「鐙」の登場により騎兵の重装化が可能となった。

但しこの重装騎兵、なんだかんだ言って非常に重かったため、馬も思うような速力が出せない。そのためこの重装騎兵は、戦闘全てで用いられる「主力兵器」ではなく、もっぱら最終的な勝敗を決する「決戦兵器」として用いられていた。
とはいえ「大迫力の突撃で一気に勝敗を決する」重装騎兵団は当時の花形、ヒーロー、男の中の男、イケメンであったことは間違いなく、中世が騎士の時代といわれるゆえんはここにある。
(騎兵の突撃までのお膳立てとして死んでいく一般歩兵からすればひどい話だが)
その後時代が下り、中世も末期になると、歩兵側も様々な対重装騎士戦術を編み出していく。
その中で生み出されたのが「弩」やら「ロングボウ」やら「パイク」やら「ハルバート」である。
これら新兵器の登場によって、「重装騎兵が歩兵の返り討ちに遭う」というこれまで考えられなかった事態が生み出され、重装騎兵の存在意義は雀の涙ほどになってしまった。
更に「銃」の登場が重装騎兵の息の根をとめようとしている・・・。
このように今や虫の息の重装騎兵だが、「騎兵」そのものの機動力は馬鹿にできたものではない。
そこで各国「騎兵」の新たな運用を模索していき、一つの考えに思い至る。
「騎兵も銃使えば良いんじゃね?」
ここで登場したのが銃を装備する胸甲騎兵、銃を装備する歩兵でありながら移動手段として馬を使う竜騎兵である。

こいつらはとんでもなく強かった。胸甲騎兵は遠距離から走り回りながら一方的に銃撃してくるし、距離が縮まればサーベル構えて突進してくる。竜騎兵は戦闘時にはただの歩兵だが、神出鬼没で始末に負えない。
更に時代が下ると、戦闘ではなく偵察に特化した軽騎兵が登場する。
戦場の花形、騎兵の復活。その辺のテクテク歩くカスな歩兵に騎兵は負けないのだ。騎兵最高!やっぱり戦場の主人公は騎兵だよね!!
というのは18世紀~19世紀前半ぐらいの話である。
ナポレオンの時代はよかったが、その後銃火器が急速に発展し、素早いリロードが可能な後装式銃やら弾幕を張れる機関銃が生まれると、歩兵に人馬一体で突撃してくる騎兵はただのでかい的になってしまう。
かつてのリロードが遅く精度も悪い銃器なら走り回る馬に当てるのは至難の業だったが、弾幕を張れば関係ない。
兵力と火力の密度の高い第一次世界大戦の西部戦線では騎兵が大戦果を上げられるのは極めて限られた状況であり、もっぱら偵察や伝令での活躍である。ほとんど裏方仕事であった。
しかし、兵力や火力の密度が低くさらにインフラも劣悪であった東部戦線及びその後のロシア内戦においては当時の自動車より悪路の走破性が高く歩兵よりも機動力の高い騎兵は重宝され、
機動力の高い歩兵として戦線に空いた穴をふさいだり、敵戦線後方奥深くに浸透して補給線や司令部を襲撃して暴れまわったりなど縦横無尽の活躍を見せた。
第二次世界大戦までには自動車技術の発展によって維持費が嵩む騎兵は各国で急速に削減されていったが、それでも様々な事情で自動車の運用に制約のあった国々では第二次世界大戦でも騎兵は戦い続けた。
特にインフラが貧弱で自動車が常に不足気味だったソ連軍は最後まで騎兵を大規模かつ組織的に運用し続けた軍隊である。
戦車と自走砲に支援された騎兵大集団である騎兵機動群(CMG)による敵戦線後方への襲撃は枢軸国の防衛線を麻痺させて主力部隊の進撃を容易にし、攻撃において重要な役割を担った。
現代では精々儀礼目的やステータスとしての意味しか持っていない。後はイギリスが暴徒化したデモの鎮圧のために騎兵隊列で突撃したりしている、確かに鎮圧効果は高そうである。
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