”Per Mare Per Terram”(海に、陸に)を標語とし、1664年に海上勤務を命じられた「ロードジェネラル近衛歩兵連隊(The Lord General's Regiment of Foot Guards)」の兵士500名により編成された「デューク・オブ・ヨーク・アンド・アルバニー海上歩兵連隊(Duke of York and Albany's Maritime Regiment of Foot)」が大元であり、設立当時の主な任務は海軍軍艦に乗船して船員と、船内規律の維持と警備。また海賊等との戦闘が起きた時は真っ先に敵艦に乗り込んで戦う事を責務とし、かのナポレオン時代の大英帝国から対海賊等の海上任務で大きな実績を残していた。そして1914年8月、当時海軍卿であったウィンストン・チャーチルは予備役扱いの海軍軍人らや軽砲隊をイギリス海兵隊に含め、第63王室海軍師団を組織する。この師団はまず始めにイギリス軍をアントウェルペンでの戦いで支援し、後にガリポリの戦い、ソンムの戦い、パッシェンデールの戦い等の激戦に参加し、時を経た現代でもイギリス軍の最精鋭部隊の一つとして活躍している世界でも数少ない、かつ長い歴史を誇る部隊でもある。
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