イタリアのボルトアクションライフル、Fucile di Fanteria Modello 1891(1891式歩兵小銃)は、パラヴィチーニ将軍率いる政府委員会の監督のもと、サルバトーレ・カルカノを主任技師としたチームによって開発され、同ライフルのために生み出された6.5x52mmリムレス弾とともに1892年にイタリア陸軍に採用された。内蔵マガジンには6発装填のエンブロック・クリップにより給弾する形で、同クリップには上下の区別がなく、どちらを上にしても装弾が可能であった。M91の派生形として、1893年にハンドガードの無い短銃身の騎兵用カービン、1897年に“Truppe Speciali”(TS、特殊部隊)カービンも採用されている。歩兵およびTSモデルは着剣ラグを備え、騎兵モデルには折り畳み式の銃剣が備え付けられていた。
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